そして、IDOLiSH7のWEB番組がスタートした。

「こんばんはー!『キミと愛ドリッシュないと!』IDOLiSH7の七瀬陸です!」

「和泉一織です。」

「二階堂大和です。」

「和泉三月です!」

「みなさん、こんばんは。ワタシはナギ・ヴァハルト・フォン・ノース……」

「ごめん。ちょっとカメラ止めて。」

三月はそういうとナギの頭をペチンと叩いた

「……っ、アウチ!痛いです!」

「なんで自分の名前盛ってんだよ!普通に本名言えよ!」

「OH…本名?ワタシの名前です?」

「え?カメラ止められない?なんで?……生放送!?生放送なの!?」

「でしたら、事前に教えてくださいよ!ああ……、ああ、慌てないで。……カンペ落とさないで!」

「えー、ええっと、それじゃあ最初のコーナー『伝えそびれてすみません』いってみよう!」

「違う、違う!それ、コーナー名じゃないから!」

ぐだぐだと進んでいくWEB番組は
MEZZO"の2人もよくしゃべると、ファンの間では好評のようだった。

事務所の方にも、その効果があったのか
何件か仕事の依頼が入っていった。

「小鳥遊プロダクション、担当兆です。…はい、いつも大変お世話になっております。はい……MEZZO"のマネージャーは私ですが……はい、IDOLiSH7のサブマネージャーも務めておりますので一緒にお伺いします。はい……はい!ありがとうございます!よろしくお願いいたします!……失礼いたします。」

「奏さん、お仕事の依頼ですか?」

「はい!今度WEB配信のミュージック番組をするそうで、そこにIDOLiSH7とMEZZO"でお願いしたいとのことでした!壮五さんと環くんはハードスケジュールになりますが…7人で出れるよい機会です!きっと2人も賛成してくれます!」

「そうですね!私の方にもメールが入ってて…。ジャパンメディアサービスっていうところからです。」

「ドラマ制作の会社ですね!」

「ええ、そこの監督さんから直々で…。月2のドラマに大和さんをとのことで!」

「すごいチャンスですね!…でも。」

「でも?」

「……いえ、なんでも!とりあえず大和さんにお話しましょう!」

奏は、一織と話をした、大和があまり乗り気ではないことが
少し心に引っかかるものの、確かに受けてくれれば
大きなチャンスになると思い
急いで紡と一緒に、大和の元へ向かった。

「あー。ちょっと興味ないなあ。他当たってくれない?」

「「「「「「「「「ええー!?」」」」」」」」」

「やればいいじゃないですか!チャンスを棒に振らないでくださいよ。」

「学園探偵物で、殺される教師役だろ!?すげえぴったりだよ…。」

「どうぴったりなんだよ。……しかも7人で活動できる機会を、うちのコーチが取ってきたじゃねえか…これもチャンスだろ?」

「チャンスは多いほうがいいだろ!」

「…メールよこした監督、なんて人?」

「木下正巳監督です。」

「ああ、あのおっさんか…。悪いけど、俳優業には興味ないんだ。この話は断ってよ。」

そう言い残して、大和はコンビニに行くとレッスン場を出て行った。

「……本人が乗り気じゃないなら仕方ないですね…。」

「やっぱり乗り気じゃなかったか…残念だね紡ちゃん。」

「…はい。」

「監督と知り合いだったんでしょうか?」

「ミューフェスでテレビ局言った時も、何人か知り合いいたみたいだよな。」

「そうなんですか?」

「うん。向こうから大和さんに声かけてきた。久しぶり、とか。」

「……三月さん、それってどんな人だった?」

「え…そんな顔はあまり覚えてないけど…、よくドラマとかにかかわってる人みたいで…次出てよって言われてたっけな?」

「……木下監督だよね……。もしかしたら、大和さん……。」

「え?奏さん何か心当たりが?」

「……っ!ないよ!これっぽっちもない!」

「大和さん、芸能界にいたのかな?」

「履歴書にそんな経歴はありませんでしたけど…。」

「Oh…残念です。せっかくのチャンスでしたのに…。」

「……その分、今度の生放送頑張りましょう!みんなの努力が認められて出れるんですから!」

「そうですね。このことは四葉さんと逢坂さんには?」

「今から伝えます!この後私がすぐに2人に合流しないといけないので、その時に!」

「そうですか、移動気を付けてくださいね。」

「一織くんありがとうございます!ではレッスン中ですみませんが……抜けますね!」

「「「「「いってらっしゃい!」」」」」

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