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お昼時間
いつも変わらず、四葉さんとご飯を食べます。

今日のお弁当当番は…
奏さんでしたね。

「うっし、そんじゃ、いっただきまーす!」

「いただきます。」

「おっ!今日グラタン入ってる!」

「本当ですね。奏さんが冷凍おかずを使うのは珍しいですね。」

「昨日忙しそうだったもんな。…あーむっ!んー!卵焼きうめえええ!」

そうなんです、奏さんは、基本的に冷凍食品を使わない人なんです。
どれだけ大変なおかずでも1から作る方です。

グラタンなんかもベシャメルソースから作ったりします。
兄さんも、あれには脱帽してました……。

「なあ、いおりん知ってっか?このグラタン占いついてんだぜ!」

「どういうことですか?」

「食べると、カップの下に結果が書いてあんの!」

「占いって……この間、兄さんと奏さんが痛い目にあったばかりですよ?」

「大丈夫だって!基本いいことしか書いてないらしいから!」

「……それ占いって言うんですか?」

四葉さんのおっしゃる通り、食べ終わって、しっかりソースを箸で取りつくすとそこには確かに文字が書いてあった。」

「お、出てきた!『今日はハッピーな1日!友達にもハッピーわけちゃおう!』だってさ。今日たって、もう昼なのにな!あはは!」

「そうですね。」

「いおりんどうだった?」

「私は『今日も幸せな1日だよ!おいしいおやつも食べちゃおう!』です。ハッピーが多いグラタンですね。」

「ハッピーターンの仲間かもしんねえ…。」

「それはないですね。」

「んじゃあ、ももりん?」

「……ないとは言い切れませんね。」

「でもよぉ、確かにいおりんが言う通り、かなながこういうおかず詰めるの珍しいな。」

「ですよね……。」

「なんかあったっけ………あ!」

「どうされました?四葉さん。」

「そーちゃんな?かななの月1回やべえ日わかるんだって言ってた。」

「やべえ日…ですか?月1………あぁ…。」

「え!?いおりんもわかんのか!?」

「いえ、私はわからないですが、つらい理由は把握しました……。」

「ほー。んでさ、今日なんかそーちゃんがかななにカーディガンかけながら無理すんなって言ってたの聞いたから、そうかなーって……。」

なるほど…そういうことですか………。

「四葉さん。奏さんの好きなもの、知ってますか?」

「は?そーちゃんだろ?」

「者ではなくて物です。」

「えぇー……。こないだはアップルティー飲んでたよ。かなな、俺に負けないくらい甘いの好きだよ。紅茶系が好きだってこないだ言ってた。」

「紅茶ですか………。よかったら帰りに買い物行きませんか?」

「おー、いいよ。どこ行くー?」

「あなたのハッピーと私の幸せお菓子を、奏さんにおすそ分けしましょう。」

そんな体が辛い時に……。
少しは甘えて休めばいいものを………。

休まずに私たちのお弁当を……。

「じゃあ俺、王様プリン!」

「それ、四葉さんが食べたいものですよね?」

「えぇー…、じゃあ何?」

「おいしい紅茶とシフォンケーキでも買って帰りましょう。」

「いいなそれ!俺の分もな。」

「ご自分で買ってください。」

奏さんは愛情深い人ですね。

ほんのお礼にしかなりませんが…

四葉さんと一緒に

あなたからいただいた

幸せのおすそ分けです。

占いに書いてあったからではなく、

グラタンが、そう教えてくれたからですよ。

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