仕事に行くよりも早く起きて、いつもよりも時間をかけて丁寧にメイクをした。洗面台の奥底に眠っていたヘアアイロンで毛先を軽く巻いてみたりもした。極めつけに一昨日勢いのまま買った初めて身に付ける赤色を纏い、普段の私を知る人であれば「さてはこいつ浮かれているな?」とひと目でわかる出で立ちなのである。どうか今日は知り合いに会いませんように。こればかりは祈るしかない。流れる景色も見慣れたものなのに、何だか色鮮やかに見える。電車を降りて改札を抜け、毎日通る道も足取り軽く職場へと向かう。どうやら思った以上に浮かれているようだ。
ビルの影から見えた姿はいつものスーツ姿ではなかったが、シャンと伸びた背筋ですぐに照星さんだとわかった。本当は遠くからもう少し観察したかったが、待たせるわけにはいかないと小走りで駆け寄ると、照星さんは手元のスマホから顔を上げて「おはようございます」と笑った。
「おはようございます!すみません、お待たせしちゃいました……!」
「いや、今来たところだ」
正面から見る照星さんは大変に眩しかった。と言うか、初めて見る私服に心臓が鷲掴みにされた。私は一体何度照星さんに心臓を鷲掴みにされるのだろう。絶対に照星さんは鷲掴みにしようなんて思ってないので被害妄想もいい所である。
襟付きシャツにカーディガンという至ってスタンダードな着こなしだが、普段ネクタイで襟元まで隙のない照星さんの首元は、今日は遮るものがない。何なら上のボタンは留めていない。白い肌と意外とがっしりとした首が見えて、神聖すぎて見てはいけないものを見てしまった気持ちになる。ちょっと照星さんのことを不埒な目で見る輩がいないか思わず周りを見渡してしまったが、不埒な目で見ているのはどう考えても私だった。
「……一応聞くが、どうした?」
「ちょっと……眩しさに目が眩んでいます……」
「……そうか」
納得してくれるんだ……と奇行に対しても柔軟な対応をして見せる照星さんにまたときめきポイントが溜まっていく。何だよときめきポイントって。冷静な自分がツッコミを入れるが、生憎冷静にはなれそうになかった。私はこんなにも対人関係ポンコツ野郎だっただろうか。照星さんが絡むとどうにも空回ってしまう。
これ以上の醜態を晒すまいと表情筋に力を込めて、「こっちです」と目的のお店に足を向ける。横を向いて肩を震わせる姿はもう見慣れてしまった。どうか呆れないで欲しいと願いながら、大通りから外れた路地を進む。
「あ、ここです!良かった、空いてるみたい」
「写真でも思ったが、良い雰囲気の店だな」
「そうなんです。カフェの時間は混んでるんですけど、モーニングは意外と穴場で」
白に塗られた木の扉を押すと、軽快な鈴の音が鳴る。スーツケースを携えた二人組と老夫婦、読書をしている学生、手帳に何かを書き込む若い女性。それぞれが好き好きに過ごしている店内は話し声とキッチンの作業音がBGMとなって、なんだかホッとする空間になっていた。
奥から聞こえる「お好きな席にどうぞ〜」と言う声に従って、オープンになっているテラス席に腰を落ち着ける。
「私はいつも今日のおすすめ頼むんですけど、照星さんは何にしますか?」
「折角だから同じ物を頼もう」
「よし、頼んじゃいますね。すみませーん!」
メモ帳片手に現れた爽やかな笑顔のお姉さんに「モーニングセットA2つ」を頼み、おしぼりと水を受け取る。シンプルなグラスの中には氷と水の下にレモンが沈んでいて、少し嬉しくなった。レモン水、美味しいよね。
「今日はひよこを作らないのか?」
「ふふふ、照星さんもおしぼりひよこに魅了されてしまいましたか」
揶揄うような声音で言われ、あの日自意識過剰にも自分に言われたように錯覚してしまった私は帰宅後に「照星さんが愛らしいと言ったのはひよこ」と脳内で100回唱えた。嘘、ちょっと盛りました10回くらいです。
まぁとにかく、自分の心にしっかりと勘違いしないように刻み込んだのだ。おかげで真っ直ぐと照星さんの顔を見て笑い返すことができた。おしぼり片手にニヤリと笑う私を見て、照星さんは目を細める。
「そうだな、見ていて飽きない」
完敗だ。勝てる気がしない。真正面から浴びたパーフェクトボイスと微笑みに目が眩んで両手で顔を覆う。白旗があったら掲げているが、生憎持ち合わせはなかった。くつくつと堪えるような笑みが聞こえてくるが、直視できる自信がない。
「あの、なんかこう、お面とか買ってきていいですか?」
「それは困るな、折角の君の顔が見えない」
「ひぇ…………」
なんか物凄いことを言われている気がする。脳の処理が追いつかない。もしかして照星さん、慣れていらっしゃる?いや、ありとあらゆる事に経験豊富そうではあるが、女遊びをするようには見えないから、そういう意味では意外かもしれない。
ぐるぐると脳内に広がる勝手な想像に思いを馳せていると、「お待たせしました〜」と爽やかな店員さんが木のプレートを2つ運んできた。ふわりと鼻腔をくすぐる香りに顔を覆っていた手を離してテーブルの上を見つめる。
「パンは焼きたてなので温かいうちにどうぞ!」
「ありがとうございます!美味しそうですね〜!」
「そうだな、焼きたての内にいただこう」
羞恥心も食欲の前にはひれ伏した。胸の前で手を合わせると、照星さんも同じ仕草をする。「いただきます」と重なった声に擽ったさを感じながら、厚切りトーストに手を伸ばした。
「焼きたてのパン、世界平和遺産になるべきですね」
「随分スケールが大きくなったな」
「パン屋さんに入ってイライラする人はいないって昔誰かが言ってたんですが、なんか凄く納得しちゃったんですよ」
「なるほど、確かに豊かな食事は心身の健康に繋がる」
サクふわなトーストにスクランブルエッグを乗せ舌鼓を打つ。付け合せのサラダも、人参のポタージュも、どの組み合わせも絶妙だ。少しずつ色んな組み合わせを楽しんでいると、「先日も思ったが」という声に顔を上げる。
「君は本当に美味しそうに食べるな」
「そ、そうですか? と言うかこの間も見てたんですか!?」
「隣で食べていたのだから当たり前だろう」
「私ばかり見ているものかと……あ」
「なんだ、やっぱり君も見てくれていたのか」
瞼を伏せて口角を上げる照星さんに、再び顔に熱が集まる。この対応がデフォなら、とんだプレイボーイだ。でも照星さんはそんな人じゃないと、ろくに知りもしないくせに謎の自信があった。では今目の前で涼しい顔をしながら心を揺さぶる言動をするのは何故なのか。
……墓穴を掘りそうで、考えるのをやめた。今は食べることに集中しよう。頭を冷やそうと水飲む。冷たい水にほんの少しレモンの風味が、今日の天気のように爽やかだ。
「君が勧めるだけあってコーヒーも美味しいな」
「食が趣味みたいなものでお店は色々行ってるんですけど、好みもあるからオススメする時ってドキドキしちゃうんですよね。お口に合って良かったです」
「あぁ、ここはまた来たいな」
「ぜひぜひ。1人でも友達とでも入りやすい雰囲気なのも良いですよね、ここ」
「君も恋人とこういう所に来るのか?」
「もう何年も来てくれる恋人はいませんねぇ」
照星さんの口から出た「恋人」という言葉にドキッとしたが、冷たな水で若干冷静になったおかげか、自然に笑えたと思う。
ちらりと視線を上げて、コーヒーを飲む照星さんを見やる。毎朝コーヒーを買うところは見ているが、実際に飲んでいるのを見るのは初めてで新鮮だ。カップを持つ手や伏せられた瞳の色気に、やっと落ち着いてきた気持ちが再燃しそうだった。
「やっぱりコーヒーがお好きなんですね」
「そうだな、飲み過ぎは良くないと思っていてもこればかりやめられない」
「わかります、つい飲んじゃうんですよね。最近悪あがきでミルクを入れてカフェイン中和を試みてます」
「それは中和できているのか?」
「多分できてません」
呆れたように笑う照星さんに、いちいち胸が跳ねる。こんな会話、他の人とだっていくらでもしてるのに、全く冷静になれない。何だかこの感覚知っている。知っているが、「まじ?」と「なんで?」が入り混ざってその答えはぼんやりとしていた。と言うより、気が付かないふりをしていたかった。
「久しぶりに誰かと朝食を食べたが、良いものだな」
「……照星さんこそ、恋人とかいないんですか?」
「君と同じく、長らくいないな」
「なるほど」
いや、なるほどってなんだよ。折角聞けたのに物知り顔で謎の相槌を打ってしまった。誤魔化すようにスープを飲み、にんじんの甘さに何度目かの感動で口元が緩む。花より恋より食な自分、嫌いでは無い。単純でわかりやすいと思う。
でも、そうか。恋人、いないんだぁ。ジワジワと込み上げる喜びを、私は知っていた。
「職場の人と休日に職場近くのカフェでモーニングなんて、不思議な感じです」
「意外だな、同僚やあの時の後輩とは来ないのか?」
「たまーに休日出掛けたりはしますけど、私も同僚もオンオフはっきりしてるタイプなので……後輩は朝弱いから、大体夜に飲みに行きますね」
会社の関係者は友人と言うより戦友に近い。業務遂行するにあたって良好な関係は維持したいが、プライベートまで踏み込むと意図せず面倒なことになることがあるから距離は保ちたい……と言うのが職場の人間関係だった。そんなようなことを掻い摘んで話すと、照星さんは感心したように頷いて、最後の一口を口に含んだ。そう言えば、この間も今日も食べるペースを合わせてもらっているような気がする。……さすがに気のせいかな。
照星さんに倣って最後の一口を口に放り込み、食べ終えたら終わってしまうこの時間への名残惜しさと共にどうにか飲み込む。最後の悪あがきで、コーヒーはゆっくり味わって一滴ずつ飲もうとしていることは許して欲しい。
「気持ちの良い風だ」
「そうですね、絶好のお散歩日和です」
年々夏が早まっているが、朝の時間帯は春特有の爽やかな風が心地好い。さわさわと髪を遊ばせる風に目を細め、短い春を全身で浴びる。この時間の余韻に浸りたくて「この後散歩しながら帰ろうかな」なんて思っていると、テーブルの端に置かれたメニューを見ていた照星さんが「この後」と呟いた。
「まだ時間はありますか?」
「え?はい、今日は何もないので」
「テイクアウトも出来るようなので、散歩、行きませんか?」
観念して認めよう。私は恋に落ちました。
***
恋はするものではなく落ちるものだと、初めて言った人に賞賛を送りたい。「しよう」とか「したい」とか思う間もなく、気が付いたら転げ落ちていた。巧妙に隠された落とし穴みたいだと、落とし穴に落ちたこともないのに思った。
「その点アスファルトは良いですね、まず落とし穴があることはなくて落ちる心配がない……」
「落とし穴がある生活をしていたのか……?」
真剣に心配されてしまった。遠い目をして呟いた落とし穴への思いを聞かれ、慌てて「大丈夫ですシティ生まれシティ育ちです」と返してから、あまりの意味のわからなさに変な笑いが漏れた。利吉くんに言ったら「田舎育ちを馬鹿にしてます?」と冷ややかな目で見られるに違いない。田舎にも多分、その辺に落とし穴はない。
「こ、公共事業の有難みを噛み締めておりまして」
「……殊勝な心掛けだと思う」
「私の奇行よりも見てください、つつじが満開です」
「奇行の自覚があって何よりだ。……見事だな」
歩道沿いの植え込みには紫がかった鮮やかなピンク、緑の葉に映える白、二色が混ざり合ったようなマーブルのつつじが満開に咲き誇り、言葉の通りそれは見事だった。
桜の時期は短いが、その後に咲く花―特に道を歩いてよく見かける春の花が好きだった。天を向いて咲くハナミズキ、学校の周りに多い色とりどりのチューリップ、春の空を写したようなネモフィラ……花の名前はあまり詳しく無いが、ぼんやり眺めるだけで心が明るくなるのだ。髪を掬うような風と、高くなった日差しに目を細める。
「気持ちの良い天気ですねぇ」
「あぁ、本日こそお日柄も良く、だな」
「ああああ……あの時のことは忘れてください……」
初めて挨拶を交わしたあの日の醜態を蒸し返されて、穴があったら入りたい。やっぱり落とし穴が必要かもしれない。それにしても、会社が同じだけの業務上関わりのない女との、取るに足らない会話をよく覚えているなと感心もする。普段であれば感心するだけだが、愚かにも恋心を自覚してしまった今は期待してしまいそうで良くない。思わせぶり、ダメ絶対。当の本人はそんなこと微塵も考えてないだろうけど。
「その服」
「は、はい!?」
「普段と雰囲気が違うが、良く似合っている」
あぁもう、どうして言って欲しい言葉をくれるんだろう。きっと他意はない。日常の些細なこともよく見て、人や物事の本質―良い所を見つけるのが上手い人なんだろう。けれど、それでもこの日のために選んだ服だったから、すごく嬉しかった。ちょっと泣きそうになりながら「アリガトウゴザイマス」なんて可愛げの欠片もないカタコトのお礼を返し、眩しそうに目を細める照星さんを見つめる。褒められたから褒め返す、というわけではないが「それを言うなら」と自然と口から言葉が零れ出した。
「照星さんこそ、その服よくお似合いです」
「そうか、それは良かった」
「スーツ姿しか見たこと無かったから新鮮です。うちの会社、スーツの人多くないですし」
「毎日着るものを考えるのが面倒で、制服みたいなものだ」
「あ、男性ってそういう方多いですよね」
「君は毎日違う服を着ていてすごいと思うよ」
「よ、よく見てますね……」
わざとか?わざとなのか?私が恋愛経験0の高校生だったら完全に勘違いしてた。都合の良い解釈を消し去るように頭を横に振る。社交辞令と性別関係なく褒められる文化は大事にしなければならないし、そこに惚れた腫れたを混ぜてはいけない。社会人●年目、世渡りが少し上手くなるお年頃である。
テイクアウトしたアイスコーヒーをあおり、頭を冷やす。冷たさで苦味を感じにくい分、ごくごくいけてしまう。カフェインの中和どころではない。
「本日はお日柄も良くの話を果敢にもリトライなんですが」
「今日はお日柄も良いからな」
もう笑ってはいないが、意外とノリが良くて性懲りも無くときめきポイントが貯まっていく。どこまで貯まるんだろうかこのポイントは。貯まった暁には気持ちの昇華になるのであればこのまま貯めておきたい。
無意識にときめく女の部分は胸に秘めておき、リトライの言葉を待ってくれている照星さんを見上げる。
「ご趣味は?」
「見合いか?……そうだな、射撃だろうか」
「しゃげき……射撃!?あの、拳銃や猟銃の!?」
「ああ、社会人団体にも所属している。最近は専ら教える側だが」
予想外過ぎた。「趣味は?」なんてありきたりな会話は幾度となくしてきたが、射撃は初めて聞いた。薄過ぎる知識を掻き集め、射撃をする照星さんを想像しようとして、これ以上挙動不審になるのは危ないと判断した。我ながら賢明な判断だ。
「あ、それじゃあお祭りの射的も得意だったりしますか?」
「あまりやった事は無いが、的に当てるのは得意だ」
「すごい!私あれ当てられた試しがないんですよね」
「慣れていないと勝手もわからないからな。取りたい物があるなら呼んでくれ」
「こ、心強過ぎる……暫く夏祭り行ってないけど、今年は行こうかな。照星さん、お祭りとか行きます?」
「射撃を教えている子供たちに連れられて、たまに」
「ふふ、慕われているんですね」
近寄り難い雰囲気だと思っていたけど、話してみると冗談も通じるし意外と話しやすい。教えるのも上手いんだろうな。子供たちが羨ましく思える。
「今度はこちらの番だな。なまえさんのご趣味は?」
「むむ、聞いた手前答えざるを得ません。食べることが好きなので美味しいお店を開拓したり、ついでにその近くを散歩することですかねぇ」
「まさに今してることか」
「そうですね、春が好きなのでこの時期は散歩が捗ります」
ポケットから取り出したスマホでカメラロールを開く。散歩の度に撮影している道で見かけた花や気になった看板、野良猫を撮り溜めているフォルダを照星さんの方に向けると、肩を寄せて覗き込んできた。平常心、平常心を保つのだ。
「植物に詳しいわけじゃないんですけど、お花を見るのが好きで。パンを買って公園でボーっとするのがこの時期の定番です」
「季節を楽しんでいるんだな。この公園にもよく来るのか?」
「そうですね。でも、ここは職場も近いから飲み会帰りに酔い覚ましに来ることの方が多いです」
「……まさか1人で?」
「1人のこともあれば、同僚や雑渡さんがいる時も……あ」
うっかり雑渡さんの名前を出してしまった。定食屋での苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる姿を思い出し、恐る恐る横を向く。
……怒っては、いない?呆れ顔は何かを言おうとして言葉を選んでいるような、はたまた呆れて物も言えないのか。照星さん、黙っているとちょっと迫力があって怖い。
「……雑渡昆奈門でもいれば番犬程度の役には立つだろうが、夜に一人で歩くのはやめた方が良い」
「あっ、はい。ごめんなさい気を付けます……」
絞り出すように、というか言葉を選んでお出しされたのはガチめのお説教だった。至極真っ当過ぎるどストレート正論に、謝罪と反省をする以外の選択肢がなかった。というか、雑渡さんを番犬扱いするのはちょっと詳しく聞きたい。一体どういう関係なんだろう。
「飲みに行くことは多いのか?」
「月に一、二回くらい……?」
「……雑渡昆奈門を呼ぶくらいなら私を呼んでくれ」
「……………………え!!??」
Now Loading……と目の前に輪っかがクルクルした後、思わず持っていたカップを落としそうになる。叫ぶような声を上げた私にハッとしたように、照星さんは片手で口元を覆うと、視線を逸らした。
「いや、出過ぎた真似をした。忘れてくれ」
「えっ、あっ、じゃあ照星さんも飲みに行きませんか!?」
「……?」
「あ、もちろんお仕事忙しいでしょうし時間があれば……ご要望とあれば雑渡さんも召喚します」
「それだけはやめてくれ」
雑渡さんの名前を出した時の反応速度、ちょっと嫉妬してしまう。預かり知らぬ二人の仲に、雑渡さんに嫉妬する日が来るとは思わなかったなと不思議な心地だった。
「そうか、そうだな。君のオススメの居酒屋に連れて行ってもらおうか」
「!! お任せてください! 和洋中、リーズナブルから間違いない味のお店、テーブル席から個室までカバーしてます!」
我ながらプレゼンのレパートリーが少な過ぎる。営業のロープレ研修受け直そうかな。勢い任せの商談は受注率低下の要因だ。咄嗟に出てくる仕事脳に若干引きつつも、「楽しみだ」と笑う照星さんを見れるならなんでもいいやぁ、と思ってしまった。
恋とは、先に惚れた方が負けなのである。