ぽた
夢主
皆水 月葉(ミナミ ツキハ)
名前は本人曰く『偽名』(肉体の名前=個人の識別番号(バーコード)という認識)。
由来)皆水=須らく水の強い加護 月葉=ニュートのミドルネーム(アルテミス)と月桂樹の葉から。名付けたのは祖父(ニュートにとっては息子にあたる)。
杖:桜と
マホウトコロの頼りになるおねえちゃん枠。
一人称「おれ」二人称「お前、アンタ」
男装の麗人ぽく見える風貌で、口調は飄々とした感じ。ちょっとべらんめえ口調?『人生は一か八かの大博打』が口癖。
色素の抜けた髪に、全身をバチバチデコったシルバーアクセ、耳のピアス(に見えるイヤリング)。制服は着崩しており、スカートではなくスラックス。上着はローブを肩に掛けている形。何故か落ちない。パンクゴシック系。
家族構成は曾祖母・両親・兄がふたり・弟がひとり。
親戚などを通して、基本的にきょうだいが多い家が多い。地主の家系であり、水に愛されている。
男系の血筋で、現在女性は曾祖母、月葉の母親、そして月葉のみ。
水の精霊(あるいは神)から強い加護を得ており、曾祖母が突然変異の〈人魚〉。
日本から逃げ出した曾祖母は、かつて英国にてとある魔法動物学者と出会い、その特製から彼の庇護下に置かれる。ふたりは恋に落ちたものの、世情や身分によって日本へと強制送還され悲恋となった。
曾祖母はこの際にその学者の子を身籠っており、後に一人で産み、我が子を日本の魔法界で育てた。ちなみに息子。
ぶっちゃけるとニュートのひ孫にあたる(ニュートは当然ながらこのことを知らないため、かつて愛した女性の面影を強く受け継ぐ少女を見て驚いている)。
この強制送還を手配したのはダンブルドアとされており、エバンズきょうだいの先輩でもある夢主は、ダンブルドアへのちょっとした「嫌がらせ」として、ホグワーツに双子を留学させて本当に安全なのか調べる日本の特派員として留学している。
学年はセドリックと同じ。しかしマホウトコロは入学年齢が七歳ということもあり、ホグワーツの生徒よりも魔法に長けている様子。
曾祖母は自身が生まれ『水の神』に強く求められたことから、ひ孫を護るため、神の眷属(神妻)となった。
突然変異で水の神に強く愛されていた曾祖母はほとんど年を取らず、現在で三十代前後ほどの女性の姿。息子である祖父や、その子である母親含め、『皆水』の血を引く子は総じて老化しにくく、特に曾祖母の血を濃く継いだ子や女児はその傾向が強い。
のちにニュートの曾孫と判明した後も皮肉った口調や一線を画する態度を貫くが、父親曰くそれはニュートやその家族を案じたものであり、彼女の『呪い』からしてそれは顕著に出ている。
実はニュートの著書のファンで、彼のサインを入れてもらった本を部屋に大切に飾ってあるほど。
マホウトコロの人々はその性質を知っているため、どんな皮肉った態度でも遠慮なくじゃれつきに行く。月葉も『呪い』が出ないギリギリの範囲まで普通に後輩を愛でている。
■
「ン? おれかい? おれぁそういうコトに興味ねえからなァ」
大博打は嫌いじゃあねえがな。とカラカラ笑う少女は愉快げな顔で一部始終を眺めていた。ホグワーツの生徒の中でも一際浮いた存在――日本の魔術学校からの『留学生』を自称する彼女は
「っつーわけで用意されたのがおれ――という名のカウンター要員だ」
この身に宿るは死を司るまつろわぬモノ。この国では精霊と、かの国では神と奉られしナニカ。
生まれつきの能力である。
「呪いだ。おれは――『自分の願いと反するような行動しかとれない』」
だから、本来温厚で臆病で人見知りであった少女は、どんな時も明るく全てを笑い飛ばし刹那の間に全てを求めている。
思い出す。ふとした瞬間に見せた、ひどく泣きたくなるような穏やかな微笑みを。
普段の軽妙な口調が鳴りを潜めた一瞬にのみ現れる、鏡の向こう側のような別の顔。それこそが彼女の本当の姿なのだとしたら。
「どうか、忘れないでほしい。その顔が、本当の彼女の姿だから」
「人生は大博打だ! 腕がもげようが足が千切れようが最期に生き残って笑ってりゃあこっちの勝ちってもんよ! 死んだあとにゃただの肉しか残らねぇ、どうせなら全部出し抜いて最後に大勝しなくっちゃあなァ!」