魔法
『エバンズ姉弟』
伯母であるダーズリー家に引き取られ育った双子の姉弟。
幼少期に近所に越してきた男性(スクイブ)とその義妹(日本の魔法使い)に出会い、魔力制御を覚えるとともに、日本の神秘部のような部署においてグレースに関する保護通告が出たため、緊急保護プログラムによって日本の魔法学校・マホウトコロへの進学を決定・保護されることになる。
母から受けた魔法により、定期的にダーズリー家に帰ることは変わらないが、七歳からマホウトコロに通うため弟とともに日本へ留学。
そのため、原作よりダーズリー家との仲は良好。一家も魔法について受け入れている。
ハリーは度々魔力暴走を起こしかけたが、不思議とグレースが側にいると何も起きない無害な赤子だった。また、ダーズリー夫妻の子供であるダドリーもグレースが側にいるとほとんど泣かなかったため、夫人は原作よりも輪にかけて穏やか。
入学の際、名字を公的機関にてポッター姓から母や伯母の旧姓である「エバンズ」に変えており、将来的に日本に帰化することも視野に入れている。
グレース・エバンズ
ハリーの双子の姉。魔力を抑えるのがうまく、赤子の頃から弟の魔力暴発を自身の魔力で中和してきた実質的MVP。
11歳の時点では華奢ながらも体幹が強く、毎朝太極拳をするのが日課。
背伸びした幼女らしくない幼女ではあるが、ギフテッドという訳ではなく、生存本能により無意識的に適応しようとした結果である。
神祇省預言部から『遠からず転化(オブスキュラス化)し、家族諸共命を落とすことになる』という預言が発生し、日本の魔法省から保護対象に認定される。
髪色は母親と同じ赤色で、瞳も同じくエメラルドグリーン。母親とよく似ている。
弟と並ぶと双子の姉妹に見られがち。
ハリー・エバンズ
グレースの双子の弟。双子の姉と特別な『ライン』で繋がっていると自負している。
幼少は魔力の暴発が多かったものの、それは抑えねばという気持ちに対し身体が脆弱だったからだと判明。姉のグレースが負担を請け負う形でどうにか成長した。
11歳の時点で姉よりもやや小柄で、顔立ちも母親に近い。
マホウトコロに進学後、強い自分になる誓いを立て、また肉体改造の一環として髪色を姉と同じ色に染め、髪の毛を伸ばしている。これは見立ての一環で、結果、肉体の脆弱性は改善されつつある。
髪を伸ばしていることもあり、一見少女のように見える。将来的には原作より中性的で華奢な印象の青年に成長する。姉を護る『騎士』になるのが夢。
レオン(リオン)・アキサメ
ダーズリー一家の近所に越してきた男性。
ブロンドの髪と澄んだ琥珀色の目が特徴。元は純血の生まれだがスクイブであったため、両親によって児童保護施設に預けられ、非魔法族の中で育った。
家族との交流は定期的に行われており、仲も珍しく良好。後に出会った、日本のいわゆる『マグル生まれ』の魔法使いである女性と恋に落ち、身一つで婿入りした。
現在は妻とともに日本の魔法省(陰陽省)の職員として働いている。
後に占いにて「予言の子」の話が浮上したため、秘密裏に義妹と共に渡英、ダーズリー一家の近所に引っ越してくる。表向きの身分は「国際結婚をしており、妻の仕事が一段落するまで義妹と借りぐらしをしているサラリーマン男性」。
年の離れた魔法省に勤める兄がおり、双子について調査を依頼する。
エリィ(仮名)
レオンの妻の妹、つまり義妹。
姉と同じく日本のマグル出身の魔法使いであり、陰陽省のエージェント。セラピスト・メンタリストの資格を持ち、とある予言≠ノて双子やダーズリー家のことを知り、日本からはるばる英国へとやって来た。その際、強力なにおい消しや封印具を身に着けていたことで魔法使い避けの魔法を潜り抜けた才媛。
まずはグレースと接触し、そこからダーズリー一家へ接触。
秘密裏にメンタルケアを施し、近所に住む双子の監視役であるスクイブの(フィッグばあさん)女性に接触。適切な資金提供を前提条件に、ダンブルドアの行いを怪しんでいた女性に協力者になってもらった。
聖マンゴ病院にて、日本の東洋医学的側面からアプローチをした新薬を提供しているほか、ネビルの両親の治療にも協力している。
なお、エリィは真っ赤な偽名。
・七々瀬
マホウトコロの同級生で、グレースやハリーの親友。
日本人の少女で、温厚であるがクレバーな一面も。ほんのり赤ら顔がかわいい女の子。
地方の片田舎出身で、かつて地元でいじめられていたところ、耐えきれず発狂・魔力暴走を起こし、魔法使いだと判明する。(これはいわゆるオブスキュラス化に近く、日本では『転化』と呼ばれている)
その際、なによりも自分自身を呪ってしまい、口元にヒビのようなアザが刻まれてしまう。
以降、呪いを解くため東洋魔術薬学に邁進しており、化粧品精製において上級生からも一目置かれるほどの腕前に成長している。
普段は占い師のごとく鼻から下を布で覆い隠している。
飛行術にも長けており、(小学校)二年生時点で箒に乗らず浮くことができてしまい、校内はちょっとしたお祭り状態になった。
校内で開催された『イカす無言魔法選手権』において最年少殿堂入りしている。
同じくマグル生まれの魔法使いである親類がマホウトコロの上級生におり、かつてオブスキュラス化した際は地元の地主である彼の祖父が加害者を徹底的に潰したとのこと。
・
マホウトコロの先輩。
父親が北欧の魔法使い(日本に帰化)、母親が日本人のダブル。
父親似の美貌と、母親譲りの才能の持ち主。
優しく頼りになるが、適度にクソデカ感情をぶつけてくることがあるので要注意。
薬学に精通しており、後輩のちっちゃいかわいこちゃんが食べたいくらい好きらしい。最初は妹のようにかわいがっていたが、成長するうちに堂々と寮の部屋に侵入してくるようになりブラックリスト入りする。激重執着男。
イロドリ・ムスビ
マホウトコロの教師。
従兄弟に〈異能持ち〉がおり、その加護を込めた生地で作られた衣服を纏っている。
寮監の1人でもあり、生徒たちの父親代わりを務める。
かつては日本の魔法省の呪詛破りをしていたが、妹分や後輩たちを見守るべく、もともとの愛情深さもあり教職を志す。
そのまま再進学し、マホウトコロの教師となった。所属は初等科。
マホウトコロで織物職人をしている女性。従兄弟にマホウトコロの教師が居る。
魔力を持つものの『魔法使い』とまではいかなかった『異能持ち』。
現在、マホウトコロや陰陽省の外套(海外でいうローブ)の守護の要となる織物を生成できる職人は三人しかおらず(うち二人は隠居済み)、彼女の存在は日本の魔法界を明るいニュースとなった。
能力は自身の作った織物に加護を付与するもの。現在、マホウトコロの新入生は彼女の作った織物の一部を外套に編み込まれている。
従兄弟の紹介で、イギリスの呪い破りの青年と出会い、親交を深めている。なお英語は話せないが目下勉強中。代わりに相手の翻訳魔法が劇的に上達しているよう。
マホウトコロ
国際魔法使い連盟に登録されている長い歴史を持つ魔法学校。
世界の大半の魔法族の子供たちは主にホームスクーリングや通信課程で学ぶことが多く、日本もまた例によって日本人のみの受け入れが主だった。
しかし、日本の魔法使いは非魔法族とほぼ同化した文化圏を形成しているため需要が強く、また近年は異能持ちなどさまざまな能力の発現が見受けられるほか、自国以外の魔法族との交流を広げてもいいのではという意見が上がってきたこともあり、入学基準に満たない魔力の魔法使いたちを受け入れていた小規模校を統合し、総合的な国内唯一の学術機関となっている。
それでも「魔法使い」の数だけで言えば生徒数はもっとも少ないが、異能持ちなど、トータル的に見たときの生徒数はそれなりのもの。
近年は制約・制限つきではあるが諸外国からの生徒の受け入れも門戸が広げられたことで増えており、国際色が強くなってきている。
エバンズ姉弟もこのプログラムによって入学が許可された。
『異能持ち』
魔力を持つものの魔法使いまでではなく、また魔力無しとも違う存在。日本の魔法省はそんなタイプの人々と『異能持ち』と称している。
異能持ちは一点特化の場合が多く、また似て異なる存在として『超能力者』や『霊能者』も存在している。