糸色望
「やだ、待って望さんっ、望さんってば、ああっ……!」
「クッ……!」
女性らしい丸みを帯びた身体が弓のようにしなる。はくはくと声にならない声で悲鳴を上げ、絶頂に耐える姿は淫靡で背徳的だった。
ぐねぐねと生き物のように蠢く胎内に性を吐き出す。恍惚に思考が持っていかれそうになりながらも心のなかでドロドロとした思いが煮詰まっていた。
「なんで、なんでですか」
「……はぇ?」
「さっき一緒に歩いていた男は誰ですか、私という夫がありながら不貞なんて許しませんよ。そもそも貴女は危機管理が薄すぎます、世の男なぞ皆腹の中に劣情を宿した獣同然だというのに、貴女と来たらっ」
「〜〜ッお、奥ぅ」
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