つよつよの幻覚
橋本新平カテコ挨拶で突然ベッチャベチャに泣き出して「もう杏寿郎につらい思いさせて待たせなくていいんだなって思って」って泣いた幻覚

「本日はご来場まことにありがとうございました。橋本新平です。えー大千秋楽、なんですか?ほんとに?明日も朝からやるんでしょ?小屋入り何時でしたっけ?え?やんないんですか?マジで?」
(アカザさんから「お前座長やろ!笑」)
「うははは。大丈夫そこは本当。ちゃんと。ええ、大千秋楽、でした。えーこの座組で本編やりきった時にねー、こっちは本当にこれが最後って思って、命全部ぶつけるくらいの気持ちでやってたら、この公演の告知があって。悪い大人ってイヤですねー聞いてますか偉い人たち、あなたたちのことですよ。あなたたちがいなきゃ僕らこの舞台に立ててないんですからね。またここでこうして生きられてないんですからね。機会をくださって本当にありがとうございます。そしてここまで支えてくださったカンパニーの皆様スタッフの皆様も、ずっと支えてくださってありがとうございます。そして何よりここまで応援してくださったお客様。なんと言葉を尽くしたらよいか。尽くすべき言葉が尽きてしまったんで、月並みですが、僕らをここに立たせてくれて、本当にありがとうございました。本当は一人一人にありがとうって言いたいんですけど、ちょっと時間が足りなさすぎるので。また次の機会に」
(無惨様「いいのか軽々しく次とか言って、またここに立つことになるぞ」)
「嫌みたいに言うのやめてくださいよ!幸せじゃないですか。またね、こういう機会が欲しいモンですよ。で、えーとりあえずね、言いたいことひとつだけ、杏寿郎」
(隣でベロベロに泣いてた杏寿郎に向いて、喋りかけて口を覆ってしゃがむ。一同「えー?!?!」「突然じゃん」「めっちゃ唐突に泣く」「座長がそういうことやんのズルい」など)
「いやごめん、待って。ごめんて。あの、公演が終わるのはもちろんスッゴい寂しいんですけど。なんだろう。俺も今すげえ泣き出しちゃったけど、ほんとに、毎回こいつすげえ泣くんですよ。ほんとにすげえ泣く。稽古んときからヤバくて。皆さんたぶん何回か見に来てくれてる人もいると思うんですけど、こいつ、"マジ"なんですよ。で釣られてみんな泣くじゃん。誰もこいつ泣き止ませる人いないじゃん。ヤバいんすよ!(笑)で、ほんとに家族みたいにみんなでこの公演作り上げてきて、公演やって、今日これで終わるって。明日から会えない、いや会えないことないんだけど、いつもみたいに「おはよう」「今日もやったるべ」「おつかれ」って言えないの本当に寂しくて。後悔とかはしてないんですけど。全部やったし、やれること以上のことやってきました。だからね、なんだろうね。寂しいー、んですよね。
でも、この座組でよかったなって。本当に。みんなから、お客様からもたくさん愛をもらって、ああ俺生きてて良かったって。俺無限列車乗ったら絶対ここの夢見ます。本当に幸せだった。このメンバーでこの芝居が、パフォーマンスができて本当に幸せだった。
んで、いくら芝居っつっても杏寿郎がもう俺のことで泣かなくていいんだなって思ったらなんか泣いちゃった。もちろんもう本当これ一生言うけど本当に幸せだったんですよこの公演。でも杏寿郎が泣いてんのがほんとに辛くて。ね。お前が俺に向けて泣くのがほんとに辛かったの。でも俺ももうちゃんと人間だから。みんなにしてもらえたから。もうどこも行かない。いやもうどこも行けないよ。ほら、だからもうさ、泣くなって。笑って。お客様にありがとう言うから。杏寿郎ほら。みんなもだしお客様もたぶんそうだけど、俺が一番お前が泣いてんのヤだから」
(シンジュロ殿が「笑ってって言って〜!!!」って観客席煽ってくれて、みんなで笑ってー!!!って言う)
「アハハハハほら。はい。ありがとうございます。えー長々とすいませんでした。てことでね、今までご心配かけましたけどもうここから俺らハッピー最高潮でずっと笑顔でいきます。えーと、ダメだもう締めよう。ずっと喋っちゃうもう。えーありがとうございました橋本新平でした!!!!」
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