樱花「魚介のタルタル、美味しい〜っ!」
春日「相変わらず良い食いっぷりだな。見てて気持ちが良いぜ」
樱花「フフ、美味しいから、つい。色も鮮やかで、目でも楽しめるよね、フレンチって」
紗栄子「樱花ちゃんは普段、こういう所来るの?」
樱花「いいえ、滅多には来ないですね。前に行ったのは…あぁ、学会で知り合った方に誘われて行きました」
趙「…え、それって、男?」
樱花「うん」
趙「…ちょっと…俺、聞いて無いんだけど」
樱花「何でいちいち趙に言わないといけないのよ」
紗栄子「フレンチに誘うってことは、イイ感じだったってこと?」
樱花「いい感じかどうかは分からないんですけど…何だか自分の結婚観とかを良く話す人でした」
趙「それ樱花ちゃん、滅茶苦茶狙われてるじゃん」
樱花「将来設計があるのは良いんですけど…その人生の伴侶の話になって…」
春日「なって、何だよ。そんな苦々しい表情して」
樱花「『僕は料理上手なお嫁さんにご飯作って待ってて欲しい』って言われて…。あぁ、私の人生観と違うなぁって。それ以来、連絡はしてないです」
紗栄子「あぁ〜…」
足立「その男の何がいけなかったんだ?」
紗栄子「うわ、足立さん分かんないの?」
足立「思いっきり引くんじゃねぇよ」
ナンバ「要は樱花ちゃん、仕事辞めろって遠回しに言われてイヤになっちゃったんだろ」
樱花「…はい、その通りです」
紗栄子「流石ナンちゃん!分かってるぅ!」
ナンバ「看護師時代に女性と一緒に働く機会が多かったからよ、その手の話はよく聞かされてたんだ」
足立「仕事辞めろって言われて、嫌になんのか」
樱花「私は結婚しても漢方医は続けたいんです。薬局を無くすのは嫌ですし」
紗栄子「しかもその男、絶っ対!奥さんのこと家政婦か何かと勘違いするタイプよ。俺の身の回りのことは全部やってくれ〜って。ふざけんなっての!」
春日「サッちゃん過去に何かあったのか?」
ナンバ「何かしらの怨念を感じるな…」
樱花「紗栄子さん、ちょっと酔ってます?」
趙「まぁ、今は連絡取ってないでしょ?安心したよ〜」
樱花「その選択に後悔はしてないし、結婚とかは今興味無いから」
趙「…え?」
樱花「え?」
趙「樱花ちゃん、一生独身でいるつもり?」
樱花「まぁ、ご縁が無かったら、そうなるのかなぁ…?」
趙「だ・か・ら、俺ん所にお嫁においでよ〜一生大事にするからっ。俺、料理得意だから主夫出来るし〜」
ナンバ「…こいつ、ブレねぇな」
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