ソファの上で体育座りをして小さくなっている姿に恐る恐る声を掛ける。

「…大丈夫か?」

明らかに大丈夫ではない姿に掛ける言葉としては場違いな言葉だが許してほしい。

「ちょっと、大丈夫じゃ、ない。」

途切れがちな想定内の答えにやはり掛ける言葉を間違えたなと思う。
煉獄は隣に座り膝を叩く。

「ここに座るといい。」

足を抱える腕からチラリとこちらに視線をやる顔は蒼白で。暫しの後にかぶりを振った。

「もし、万が一、漏れて汚れたら、死ぬ。」
「そうなっても洗濯すればいい。おいで。」
「嫌。」
「傷付くぞ。」
「うわ!ヤダって!!やめて!!」

ひょいと持ち上げて無理矢理膝に乗せる。嫌だと暴れる姿に漏れるのでは?と口にすると途端に大人しくなった。そうして名前の下腹部に手を当てる。円を描くように摩ってやると体の強張りが徐々に抜けていく。

「杏寿郎の手、あったかい。」
「俺は体温が高いからな。薬が効くまで暫く摩ってやるから頑張れ。」
「ん、ありがとう。」

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