※先生と生徒の設定。
「お腹が痛い。」
机に突っ伏して唸る姿は手負いの獣だな、と宇髄はキャンパスに筆を滑らせながら思った。
「拾い食いか?」
「んな訳無いでしょ!生理痛!!」
「敬語使えよ。こちとら年上で教師よ?」
尊敬できない大人に敬語なんて使えないと曰う頭に絵の具を投げる。見事命中すると蒼白の顔面が睨み付けてくるから尚更猛獣に見えてくる。
「私、どんどん宇髄先生の事嫌いになる。」
「ああ?こんな派手な色男前にしていい度胸だな。」
「そういうとこだよ。」
仕方ねえな。
筆を置いて、猛獣が唸る机の前にしゃがみ込む。
「…十月十日ばかり止めてやろうか?」
チラリと突っ伏した腕と前髪の間から獣の瞳が覗く。そこには嫌悪感が溢れんばかりで正直面白くない。
「正確には十月十日と乳をやってる間の一年位。大体二年だな。」
「本っ当に最低だな、変態教師。いっぺん警察に捕まってこいよ。」
「お前最近口悪過ぎね?」
しかし、卒業したら考えると言った小さな小さな声ににやけるのが止まらない宇髄であった。