柱だった兄が失踪した。 周りは口を揃えて死んだと言う。最後に訪れたという現場には血と折れた日輪刀とが残されていたのだから仕方ない。けれども名前にはどうしても兄が死んだとは信じられなかった。信じたくなかった。自身にとって兄は心の支えだったから。 消えた兄を見つけ出す。今はそれだけが支えだった。