おねだり
普通の日常が戻ってくる。しかし先週と違うのはなまえさんとの距離だ。触れても文句は言われない事だ。
「っ!ちょっと新開君ってば!料理できないんだけど!?」
平日の夜、空腹を煽るかのような香り夕飯を作っているなまえさんに引っ付く俺に少し声を荒げる。そして手を振られて、向こうに座ってろと合図してくる。
「良いだろ、昼間は仕事で会えないだろ?」
「あんたねぇ…」
困った様に照れるなまえさんはなんしろ可愛いのだ。
「ほら、ご飯作れないよ」
菜箸を持ちながらしっしっと俺は追い払われた。
ローテーブルからなまえさんを見つめる。エプロン似合ってるよな…こんど少しフリフリのプレゼントしよ、そして裸エプロンで出迎えて欲しい。で、そのまま…下半身が熱くなる若い俺。
「新開君、ご飯よそってください」
「おう」
そんな俺の下心知らずに指示を出してくる鼻歌交じりにご飯を大盛りに盛った。香り立つご飯の匂いが鼻を掠める。
そして机を挟んで"いただきます"と共に食べ始める俺たち。あーもう、本当新婚みてぇだ。洗面所の歯ブラシだったり、2人分の食器だったりとここ最近俺は至る所で悶えていた。
・・・
「で、新開君はいつ出て行くの?」
「え!?」
パクンとご飯を口に入れるなまえさんから放たれる衝撃的な言葉に抜けた声が出た。え、ほらもう付き合ってるじゃないかなんで今更出て行かないとならないんだ!?冷や汗が出てくる。言った本人というも、ケロッとしている。
「出て行かないとダメなのか?俺なんだって手伝うぞ!?」
思わず箸を置いてなまえさんの肩をガシッと掴む。
「っ吐くわ!揺するな」
「あ、悪いな」
「全く…」
「でも…どーして…一緒に住んでたいんだ」
声が必然的に小さくなる。
そんな俺から目線を外すなまえさんが言い出しにくそうにしている。
「…だって、新開君と居るとドキドキして身が持たないの、…あとなんか休日が早く過ぎるみたいで勿体無いし…」
途端、頬を染めながら俯いて小声でたどたどしく理由を話すなまえさん…襲って良いのだろうかこれは…。何かが口に溜まってくる気がして、ゴクッと唾を飲んだ。
「っ、なまえさんそれは…」
「っ!もう、や、ごめん忘れて」
「いやぁ、忘れられないからな。絶対出て行かないからな」
「ぇ、ぁ…う、うん」
とりあえず期限は無くなったととって良いはずだ。
「…新開君喜びすぎ」
「…当たり前だろ?俺どんだけおめさん好きか」
その困った様に笑う姿が好きだと思うぜ。あぁ、分かってないので分からす必要があるようだな。
よしこれはもっと夜にしよう。なまえさんとしたい事は色々あり過ぎて困るのだ。
だって初めて…俺だけしか知らないとか!独占欲が強かったらしい俺にとっては最高過ぎるのだ。
「新開君箸止まってる、食べないの?」
不思議そうに俺を見つめてくるなまえさん。
「食べるぞ、ご飯もなまえさんも」
「っ!?最後のは要らないでしょ!」
そうだったな、最後のは俺の決意表明だ。バキュンと撃ったら避けられた。いやいや、逃がさねぇぞ。そういう意図を察したらしく苦い顔をした。
…
皿洗いをし終わるとなまえさんを足の間に入れてTVを見る。
なまえさんはこれくらいは許してくれるようになった。俺に少し凭れかかってくれる感じが幸せだ。こんな事今まで何度もあったのにな、なまえさんだけだ、こんなに穏やかな時をくれるのは。
目線に入る可愛い耳。俺よりもTVを食い入りながら見ているので、少し面白くない気がして、目の前の耳を舐める。するとビクッとする身体。耳も好きなのかな、そのまま首の後ろに痕をつける。
「…ん」
そんなつまらない番組じゃなくて俺も構って欲しい。
「新開君痕は…その恥ずかしいから…やめて欲しいんだけど」
少し振り向きながら恥ずかしそうに言うその姿に胸がドクンと高鳴る。
「悪いな。…見えないところは良いか?」
「っ、う、うん…まぁ」
許可を頂いたので、服をずり下げるようにして肩に吸い付く。ああ、もう可愛い、恥ずかしがるなまえさんすげぇ可愛い…指示通りに見えなそうな所の至る所に赤い鬱血痕をつける。
「っ!」
「はぁ…なまえさん綺麗だな」
「もう…」
少し振り返ったなまえさんは目が潤んでいてなんとも扇情的で引き寄せられる様に唇に噛み付く。
「ンっ…」
そのまま背後から服の上から胸を揉む。ブラで硬いが程よく弾力性ある膨らみが魅力的だ。服の下から手を入れ、素肌をなぞりパチンとブラを外す。
手に感じる2つの膨らみを揉みしだく。大きくもないが、本当美乳だよななまえさんは。
「ふぁ…」
俺の口と合わさる口から吐息が混じり始める。
なまえさん溜まってるんじゃないのか…昨日、一昨日はしなかったしな。そんな事言えば余計なお世話だと言われそうだ。
そんななまえさんを優しく押し倒した。そして服を捲り、目につくところ全てに吸い付き俺の印をつけていく。表れた胸に吸い付き、辺りに痕を残していく。花が咲くように赤くなる肌が官能的だ。
「んっ…」
「ああ、もうここはピンク色だったな」
「っバカ…」
「…っ…なまえさん、腰あげて」
少し気まずそうに僅かに上げてくれた腰は今日はしていい合図であろう。有難くハーフパンツとショーツを一緒に降ろした。
そして、足先からキスをする。
「っ汚いから!」
「そんな事ないぞ」
脚の間に入り少し愛液滲む秘部に息を吹きかけるとピクッとしてほくそ笑み俺。
よし、ここはほっておこう。真っ白い太ももに痕を残していく。ここならスカートでも見えないしな。寧ろここが見えるスカート丈は履いて欲しくないしな。そう思いギリギリのラインに濃くつけた。太ももにたくさんの花が咲いた。
「っ新開君」
「なんだ?なまえさん」
なまえさんの潤んだ瞼を舐めるようにキスをしながら徐々に下に下りていく。胸の先端に来た時になまえさんが言葉を放った。
「っ、ぁ…意地悪しないでっ…」
「してないぞ?」
僅かに擦り合わせる太ももには気づかないふりをする。御構いなしに胸の先端を舐めて堪能する。なまえさんのあすこすげぇトロトロなんだろうなぁ…もしかしたら愛液垂らしてるかもしれねぇな、さっきの状態でも濡れてそうだったしな。
「っしんか、いくん、ってばぁ…」
「ああ、どうした?」
困って泣きそうななまえさんの口にキスをする。が、頑なに口を閉ざしたままだ。
…うーん、なまえさんにまだおねだりしてもらうのはレベル高かったか。"ここに新開君の太いの欲しいのー"とか言って欲しかったけど、充分可愛いから許すとするか。
「手、貸して…」
そんな事を考えてたら、なまえさんが弱々しくそう言うからその通りに右手を差し出す。
すると俺を濡れた熱い目で見つめながら、中指を口に含んでペロペロと舐めてくるなまえさん。指の腹を刺激するかのように少し歯を立てたり、深く咥えたりされ、その行為にあらぬ妄想をしてしまうのはしょうがない話だ。
「っはぁ…、ぅん、これじゃ、ダメ?…」
あぁ…っダメじゃない!ダメじゃないけどなまえさんズルいぜ。この場面で言葉でおねだりしないで、俺を揺するなよなまえさんの本気を見た気がする。
あー…もう俺の負けだろうこれ。今ので痛いほど立ち上がっちまったじゃないか。ギンギンに立ち上がったものを隠すかの様に少し身体を丸める。
堪らず、その濡れた中指を突っ込んだ夜だった。
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