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自分だって怪我したくてしたいわけではない。
むしろ兵士向いてないのでは、と悲しむ夜だって勿論ある。
否定しきれいと、なまえが項垂れていれば、マルコが少し笑いながらなまえとジャンを順番に見た。

「そう言っておきながら、ジャンはなまえのこと怪我してるんじゃないかって毎回心配してるよ」

「え、」

「おいマルコ!!!勝手に話作るなよ!」そう声を張りながらジャンはマルコを鋭く睨んだが、ほんのり色付いた頬に気付いたマルコに恐怖心は少しもなかった。

そんなジャンの否定的な言葉に触れもせず、なまえはただキラキラと目を輝かせて手のひらで隠しきれていない口元を大きく上げた。

「ジャンって...ツンデレだよね」

「ッ、うるせえよ!!お前もすぐに信じんなよ!」

「えーーー。ジャンと同じ班で訓練したかったなぁ残念」

「聞けよ人の話ッ!!」

声を荒げるジャンを無視してなまえは笑顔で話続けた。

「誰かと交換してもらえないかな?」

ゆるゆると緩む頬を隠さずにジャンに向ければ、ジャンは眉をひそめそっぽを向いた。

「ったく手のひら返しやがって」

ほんのりと染まったジャンの耳に気付き、素直じゃないね、となまえはマルコに伝えれば、2人の会話を黙って聞いていたマルコは少し困ったように笑いながら、そうだね、と優しい眼差しを向けた。

「でもジャンとはなれなかったけど、マルコとは同じ班だから安心した!」

「たしかに僕も仲がいい人がいて安心したよ。頑張ろうね」

「はっ、くれぐれもマルコに迷惑かけんじゃねえぞ」

安心した、とマルコに返されて嬉しがるなまえにジャンは横目で釘をさす。
そんなジャンに今度はなまえが眉をひそめた。

「一緒じゃないからって拗ねないでよジャン」

「お前なぁ...、!」

体を震わせるジャンにそろそろ退避しようとなまえはスープの最後の一口をごくりと喉に押し込み、立ち上がった。

「じゃあ私戻るね。おやすみなさい!2人とも明日早いんだから夜更かししちゃダメだよ」

「.....おー。お前こそ早く寝ろよ」

「おやすみ、なまえ」

若干不機嫌なジャンと、笑顔で見送ってくれたマルコに背を向けて、自分の食器を片付けた。

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