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その日の愚痴を言い続ける日もあるし、今後どうするかと真面目な話も、誰がかっこいいかと話す日も、女子部屋の話は尽きないのだ。
消灯時間があと少しだが、自前の枕をもってなまえのベットの上へと集合しているのはミーナだ。
「それでそれで?結局なまえはどっちのものなの?!」
「どっちって?...なにが?」
「とぼけちゃってー!エレンかジャンよ!」
「はい?!なんでその2人が出てくるの?!」
ニヤニヤと見るからに顔を緩めてるミーナに向かって自分の枕を投げつけた。
優しく投げたからか、すぐに枕を避けられる。
「どっちのって、どっちのものでもありません!...どうせ一人ぼっちですよーだ!」
「そうゆう事じゃなくて〜!......ほんっとに本当!私的にはなまえはどっかとくっ付くんだと思ってる」
「そんなこと思ってるのミーナだけだよ?」
「絶対にない!!!」
「それこそ絶対にないよ」
なまえの投げた落ちた枕を掴みながら、ミーナは少しだけ真剣な顔をしながら言った。
有名なハンナとフランツのカップルを思い出したが、ハンナはよく理想の人だ、と惚気けている。今までろくに恋愛をしてこなかったいまのなまえにとっては耳が痛いくらいだ。とゆうか訓練所に来た時点で、そんな淡い希望はないと思っていたが。
「そんな暇ないよ...、ただでさえ訓練に耐えるだけで1日終わる毎日なのに」
「分かってないなあなまえ。そんな毎日が、好きな人がいるってだけで輝くものなの!」
「ハンナ達はラブラブで幸せそうだもんね...というかミーナだって彼氏いないくせに!」
「私はいいの!ここでは見つからないってもう期待してないから、これから運命の相手を探すわ!」
そう言いながら顔を赤らめるミーナ。
なまえ自身も別に期待はしていないのだが、そう思うと少しだけ悲しくなる。はあとため息をはけばミーナがなまえに詰め寄る。
「とりあえず!なまえにも彼氏が出来たらすぐに報告してね?!私が判定してあげるから」
「ほんと?でもそんな事言っても訓練兵のうちにはないだろうな〜」
「ちょっと!それはなまえの心次第だから!」
「違う!いいの、もう!私は寝るから!」
力説するミーナには悪いが、なまえの心はそんな甘い事を夢見る余裕がないほどに眠かった。苦手な対人格闘の時間が長引いた今日は、どうにか上達しようと張り切ったせいで体が所々痛いのだ。