*140字SS集(twitter)
*時々、つららの兄(名前:湊 / 伊達工業3年バレー部)が出没します。
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「どうして、つららが1番泣いてるのさ。ほら、泣き止んでよ」
『うぅ。だって、』
「本当につららは泣き虫なんだから。ほら、可愛い顔が台無しだよ」
『別にいいんだもん。徹くんが泣かないから、私が代わりに泣いてるんだもん』
「…つらら」
『なに?』
「ありがとう。代わりに泣いてくれて」
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「つーらら!」
『ひゃっ!!徹くんか。どうしたの?』
「辞書忘れてきちゃったから、つららに借りようと思って来たんだ」
『そ、そうなんだ…ねぇ、徹くん』
「ん?なーに?」
『み、耳元でしゃべらないで。くずくったいよ』
「ふーん。つららって耳弱いんだねって、痛っ!」
「調子に乗んなクソ及川」
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「つららって最近、お弁当だよね。自分で作ってるの?」
『そうだよ。早起きしないといけないのは辛いけど、作るのがとても楽しいんだよ。あ、岩ちゃん!この前の玉子焼きどうだった?』
「この前?」
「美味かった。でも、ちょっと砂糖が多かった気もしたな」
「岩ちゃん、詳しくお話し聞かせてもらおか」
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『徹くんのクラスは文化祭の出し物は何やるの?』
「ん?たしか、メイド・執事カフェだったかな。つららと岩ちゃんのクラスは?」
「チャイナカフェらしい」
「チャイナカフェ?」
『そう!クラスのみんなでチャイナ服着るんだよ』
「…岩ちゃん、つららの護衛を頼んだよ」
「あぁ。もちろんだ」
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『徹くん、おはよう!』
「おはよう。つらら、髪切ったんだね」
『うん。どう?変じゃないかな?』
「大丈夫だよ。つららはどんな髪型でもめんこいから」
『むむ。めんこいって…徹くん!小学生扱いしてるでしょ』
「してないよ」
『嘘。顔がそう言ってる』
「言ってないよ。ほら、はやくしないと遅刻するよ」
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「ねぇ、岩ちゃん。サーブ打つからボール拾いして」
「はぁ!?自分で打って自分で拾え馬鹿及川」
「えー。そんなこと言わないでよ」
『じゃあ、私がボール拾う!久々にバレーしたい』
「じゃあ、つららお願いね」
「篠原に怪我させるなよ馬鹿及川」
「そんな怖い顔するくらいだったら岩ちゃんがやってよ」
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「あれ?つらら、どこ行くの」
『あ、徹くんアップお疲れ様。今から対戦相手のマネさんのところに行って、コート練習の時間配分の打ち合わせしてくるね』
「えー。そんなの岩ちゃんあたりに行かせておけばいいのに」
『そんな風に言ったら岩ちゃんが可哀想だよ。あ、1セット目終わったから行ってくるね』
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『徹くんのあれ、今年もすごいね。岩ちゃん』
「及川って行事がある毎にあの状態だよな。疲れねぇのかよ」
『ハロウィンなのに女の子たちがバレンタイン並みに力を入れてるのを感じる』
「あー。なんか分かるかもそれ」
『恋する女の子ってすごいね』
「ねぇ!!岩ちゃんとつらら、眺めてないで助けてよ!」
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『そういえば。うちはどうして2セッターでやらないの?』
「どうしてって言われても…あれはな」
「そっか。あの日、つららは体調不良で休んでたんだっけ」
『何かあったの?』
「監督に言われて2セッターでやってみたんだが、」
「見事に1年組が混乱ちゃって結局ダメだったんだよね」
『そんなことが…』
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『ん*!!やっぱり凍天、美味しい』
「つららは本当に大好きだよね…凍天」
『うん。毎日食べたいくらい大好き!あ、岩ちゃんは何買ったの?』
「あんこ凍天。一口食べてみるか?」
『いいの!?岩ちゃん、大好き!いただきます』
「…岩ちゃん」
「っ!?…どうした」
「後でちょっと2人でお話しようか」
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『今日は寒いね。雪降るかな?』
「そろそろ降りそうだよね。つららの耳、真っ赤」
『寒いから仕方ないの!うぅ。マフラーしてくればよかった』
「俺の貸してあげようか?」
『大丈夫!レギュラーの徹くんが風邪ひいちゃったら大変』
「心配しない、心配しない。はい!装着完了!なんかぶかぶかだね」
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『やっぱりここの天井の高さは苦手だな』
「そういえば、小学生の頃からつららはここが会場になるといつも調子悪かったよね」
『たぶん相性が悪いんだよ。徹くんは逆にここの体育館と相性いいよね』
「相性がいいかは分からないけど、ここでやる試合は楽しいよ」
『それが相性いいって言うんだと思うよ』
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「はい。どーぞ」
『っ!!徹くん、本当に私がもらってもいいの?』
「うん。最初からつららにあげるつもりだったしね」
『ありがとう徹くん!この子も大切にするね!』
「いいのいいの。つららに大切にしてもらったほうがそのクマも幸せだからね」
「…及川。お前、無駄にUFOキャッチャー上手いな」
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『徹くんのワンハンドトスが見たいな。ドリ取られないくらい綺麗なやつ』
「いや。そんな期待の眼差しで見られても困るんだけど」
『だめ?』
「あーもう!岩ちゃんの馬鹿野郎!つららを使うとは卑怯な…ちょっと練習してくる!」
「…篠原。意外と効果あったみたいだな。今の」
『うん。そうみたいだね』
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「帰りたい」
『ちょっと徹くん。何言ってるの』
「ぼーっと待ってるだけってつまらないじゃん。一回でいいからあれ引いてみたい」
『それ、他の学校の人に聞かれたら殺されるよ』
「大丈夫大丈夫。それよりつららの方こそ大丈夫?だいぶ抽選進んでるけど」
『うぎゃっ!?なんてことだ。どこまで書いたっけ』
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つらら『この前の公式試合の時のことなんだけど。2セット目がもうすぐ始まるっていうときに私のところにふらっと戻ってきた徹くんが私に「今日の晩御飯なに?」って聞いてきたことが人生最大の謎になりつつある。とりあえず「たぶんカレーじゃないかな」って言っておいた』
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『お祭り?』
「うん。もしよかったら一緒に行かない?」
『行きたい!お祭りに行くの久しぶりだから今からすごく楽しみ!』
「それじゃあ、家まで迎えに行くから待って」
『岩ちゃん!岩ちゃん!徹くんが一緒にお祭り行こうって!』
「おう」
「え!?つららさんん?ちょっと待って!」
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「本当に好きだね…凍天」
『ふん!ほほふふんほはへふ?(うん!徹くんも食べる?)』
「いいよ。つららが全部食べなよ」
「篠原。ひょうたん揚げ買ってきたんだけど食べるか?」
『っ、岩ちゃん!ひょうたん揚げ食べたい!』
「岩ちゃん!つららを餌付けしないでよ」
「してねぇよ」
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「ねぇねぇ、つらら!ドライブに行くとしたら誰の運転で行きたい?」
「はぁ?」
『徹くん。私達、まだ運転できる年齢じゃないよ』
「そうだけど!運転できるようになったらの話だよ」
『そうだなぁ…岩ちゃん!』
「え!?なんで」
『安心して乗ってられそうだから』
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「篠原からメール」
「なになに岩ちゃん。つららからメールきたの?」
「お、おい!及川!暑苦しいから離れろ!」
「岩ちゃん。それは勘違いだよ。えーっと。なになに…えぇぇ!?」
「なんだようるせぇな」
「なんで絵文字付きなの!?」
「はぁ?」
「だから!なんでつららからのメールが絵文字付きなの!」
「そんなの普通だろ」
「俺、1回も絵文字とかつららから使われたことない!」
「そういえばこの前。篠原が、及川からの返信が早いからメールを返すときは絵文字を付ける暇がないって言ってたな」
「なんですって!?」
「及川、うるせぇ!」
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「ねぇ。つらら」
『な、なに?徹くん。私…今急いでて』
「最近そんなに熱心に誰を見てるの?」
『え?誰って…誰のことも熱心に見てないよ?』
「そっか。俺ね、自分が欲しい物を誰かに取られるの嫌いなんだよね。だから…」
『徹くん?』
「もう遠慮なんてしないから」
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「つららって打つの安定してるよね」
『そうかな…別に普通だとおもうんだけど』
「俺は、小学校の頃から上手いなーって思ってたよ?あ。でも、身長がないから地上戦に限るけどね…って、痛っ!!痛いってば、つららさん!!」
『今ほど及川徹くんに殺意が湧いたことはないよ』
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「あと少しで前の試合終わりそうだね。お前ら準備は、」
『ふふ。言うまでもなく、みんなばっちりみたいだね』
「そうみたい」
『徹くん、そわそわしてる』
「大切な試合だからね」
『…次の試合、勝ってね』
「つららに言われたら勝つしかないでしょ」
『約束だよ』
「うん。約束」
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『つらら。みかん取って』
『えー。お兄ちゃん、自分で取りなよ。寒いからこたつから出たくない』
『ちょっと!引っ張るなって!』
『お兄ちゃんこそ引っ張らないでよ』
『みかん!』
『自分で取ってきて!』
「あなた達!!いい加減、こたつから出て来なさい!!」
『『…はい』』
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「つらら!おはよう。今日はバレンタインだよ」
『おはよう、徹くん。そうだね*』
「…あれ?」
『?』
「つららさん。俺にバレンタインのチョコは?」
『お兄ちゃんが「及川が今年は虫歯になるからチョコいらないってさ」って言ってたから作らなかったよ?』
「湊め…許さん」
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「なんでつららと湊って似てるの?」
『は?双子だからに決まってるでしょ』
「…湊さん。その、そんなことも分からないのかクソ及川みたいな顔しないでくれる?」
『あぁ、ごめん。顔に出やすいタイプらしくて』
「うわ。本気で俺のことそう思ってたんだ。ちょっとは否定してよ」
「そういえば前にあったよね。俺がつららだと思って話し掛けたら湊で、怒った湊にぼこぼこにされた事件」
『幼馴染みなのに見分けられなかったお前が悪い』
「だってね!あの頃の湊とつららの後ろ姿は本当に見分けつかなかったんだから」
『はいはい。今度間違えたら覚えとけよ』
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『今年もこの季節になったね。今から点灯するのが楽しみ』
「つらら、大丈夫?マフラー貸してあげよ『本当つららってば馬鹿なの?寒いからマフラーしてけって言ったじゃん』ちょっと、湊!」
『なに』
「俺が貸してあげようとしてたのに!」
『妹の面倒を兄が見るのが普通でしょ』
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