*お題・タイトルは
確かに恋だった様よりお借りしました。
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いつもつららと駅のステンドグラス前で待ち合わせをして学校に行っている。
それは休日の練習のときも同じ。今日はGWのせいなのかいつもよりたくさんの人が駅の中を行き交っている。改札を抜けて、待ち合わせ場所に向かう。端っこの方につららの姿を見つけ声を掛けようとしたのだが、彼女は誰かと話しており自然と足が止まった。
「あいつら、誰?」
彼女と話しているのは1人だけど、そのまわりには同じジャージを着たやつら(他県の高校生かな?ここらじゃ見たことないジャージだし)がいてつららのことをジロジロと見ていた。
ちょっと、ちょっと!俺のつららに何してくれちゃってんの!
つららもつららで、笑顔で受け応えしちゃダメでしょ。
相手の男だって何考えてるかわかんない笑顔貼り付けてるし。ひとりで悶々としていると話が終わったらしく、つららは離れていく謎の集団に向かって手を振っていた。このときつららと話していた男がにやにやとこっちを見ていたのと、つららの顔が紅くなっていたのがとても気になったけれど今はそれどころじゃない。急いでつららのところに駆け寄る。
「つらら!」
『あ、徹くん』
「大丈夫?さっきの奴らに何もされてない?」
心配でいろいろ問い詰めていると、ふふっとつららが苦笑する。
『大丈夫だよ。ただ、道を聞かれていただけだから』
バレー部で東京から練習試合に来たんだってと楽しそうに続けた。
「ねぇ、つらら。あの黒髪に何か言われたの?」
さっき顔が紅くなってたけど。
『ううん。黒尾くんから特に何も言われなかったよ』
「黒尾くん?」
さっき目があった男がにやにやとこっちを見ていたのを思い出す。会って早々、つららと仲良くなりやがって。考えるふりをしながらつららのほうをちらりと見る。
また、顔が紅くなってる。絶対何かあったに違いない。たしかにさっきのやつは俺には及ばないけど、イケメンに分類されるだろう。嫌な考えが頭を過る。
もしかして、つららは
「ああいう男が好きなの?」
思ったことをそのまま口にすれば、つららはきょとんとした顔でこちらを見た。そして、すぐにすごい慌てて違うよと否定してくれて、俺はちょっと安心した。
君が好き
『明日の練習試合の相手はどこなんだろうね』
「そうだね。珍しく監督は何も教えてくれなかったしね」