*140字SS集(twitter)
『白澤様、今日もお出掛けですか?』
「うん。女の子と待ち合わせしてるんだ」
『あら、そうなんですか』
「え、小町ちゃん。その黒い笑顔でどうしたの、」
『何のことです?ふーん。女の子と待ち合わせ、ねぇ?門限までに戻って来ない場合は、外で寝てもらいますのでよろしくお願いしますね。白澤様?』
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「ねぇ小町ちゃん。桃太郎くんに聞いたんだけどさ、ここから出て行くって本当?」
『白澤様、どうしてそれを...』
「言ったじゃん。桃太郎くんに聞いた、って。しかも、あのドS野郎の助手するんだって?ねぇ小町」
『は、はい』
「僕さ、他人に自分のお気に入りを横取りされるのって大嫌いなんだよね」
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「小町さん、飲み過ぎですよ。そろそろやめておいたほうが」
『うぅ。とめないで下さい鬼灯様。今日は潰れるまで飲むって決めたんです』
「まったく…白豚さんのあれは今に始まったことではないでしょう?」
『だって』
「だってじゃありません」
『鬼灯様を好きになればよかった』
「まだ間に合いますよ?」
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『かっこいい…』
「小町ちゃん、何見てるの?…げっ!?鬼灯じゃん」
『はい。鬼灯様ですよ!白澤様。アニメのPV3が今日から公開とのことだったので観てたんです』
「いいよ!アニメ始まってから観ればいいじゃないの」
『でも、』
「うん。この話は終わり!小町ちゃん、お店のほう手伝ってね」
『はい』
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「小町さんってどんなタイプの男性が好きなんですか?」
『いきなりだね、桃太郎くん』
「あはは、(白澤様に頼まれたなんて言えない)」
『そうだな…優しくて』
「優しくて?」
『真面目で』
「真面目で」
『浮気しない人、かな?』
「…それが当てはまるのって鬼灯様ですよね」
『私もそうかなって思った』
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「小町ちゃんは生まれ変わりたいの?」
『え?どうしてですか』
「よく、子供たちと一緒に石を積んでるのを見るからね」
『見られていたなんて恥ずかしいです。そうですね…生まれ変わりたい訳じゃないんですよ』
「え?」
『だって、生まれ変わってしまったら白澤様や皆のことを忘れちゃうじゃないですか』
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「え…象形文字?」
『どうしたんですか?桃太郎さん』
「あ、小町ちゃん。白澤様からこれを渡されたんだけど読めなくて、」
『白澤様から?あぁ。確かにこれは普通なら読めないですよね』
「だよね。誰か読める人いないかな」
『一応私、読めますよ?』
「本当!?え、なんで?」
『ふふ。慣れですかね?』
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『あの、白澤様』
「あれ?小町ちゃんまだ起きてたの」
『はい。眠れなくて、』
「あぁ、そっか。今日は月が出ない夜だったね。待ってて!もうすぐて片付け終わるからね」
『すみません白澤様。いつも、ご迷惑をお掛けしてしまって』
「大丈夫だから全然気にしないで!むしろ嬉しいくらいだから」
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『よろしくお願いします。鬼灯様』
「こちらこそよろしくお願いし、」
「小町ちゃん!こんな所で何して…げっ!?お前」
『白澤様、』
「貴方こそこんな所で何してるんですか」
「お前には関係ないだろ!というかうちの小町ちゃんに何か用?」
「お手伝いをお願いしたんです」
「お前1人でやれよ!」
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『寝るときに、隣に白澤様が居るのってなんだか変な感じがします』
「うん。僕もなんか落ち着かない」
『それは嘘です。あんなにたくさんの女性と寝ておいてその台詞はないです』
「えー。本当なのに」
『…白澤様』
「ん?なーに?小町」
『眠るまででいいので、手を握ってもいいですか』
「うん、いいよ」
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『ズルいなぁ』
「小町さん、何がズルいんですか?」
『ん?白澤様って本当にズルい人だなぁと思ってね。何もかも、見透かされてる気がするんですもん』
「まぁ…わからなくもないです」
『また、あの話を切り出せなかったんです。白澤様の顔を見たら何故かできませんでした』
「…そうですか」
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『ただいま戻りました』
「小町ちゃんおかえり。あれ?おでこどうしたの?」
『あ。これですか?これは鬼灯様とぶつかってしまって』
「ちょっと待って!?あいつとぶつかったって…まさかあいつの角にやられたの?」
『やられたってそんな…前をちゃんと見ていなかった私が完全に悪いので、』
「あの野郎」
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『ひょわぁぁぁ!ルリオさん、もっと喋ってください』
「もっと喋れって言われても…桃太郎、助けろ」
「いや。俺に助けを求められても困る」
『きゃぁぁあ!ルリオさんって素敵な声ですぅぅぅ!!』
「ぐえっ!!死ぬ!」
「ルリオぉぉぉ!」
「ねぇ桃太郎くん。あの雉を早く小町ちゃんから引き剥がしてよ」
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『ただいま戻りました』
「小町ちゃん、おかえりな…それどうしたんですか。ウィッグ?」
『閻魔大王様からちょっと頼まれて、』
「頼まれた?」
『これを白澤様に被ってもらって、鬼灯様に似てるかを検証してほしいとのことです』
「閻魔大王は検証してどうするつもりなんですかね」
『分かりません』
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『では、行ってきます。白澤様』
「あ、うん。気をつけてね〜。小町ちゃん、変な人にはついて行っちゃダメだからね」
『ふふ。子供じゃないので心配無用ですよ。桃太郎さん、白澤様のことお願いしますね』
「うん。行ってらっしゃい」
「…」
「心配ならついて行ったらどうですか?」
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