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暖められた室内にホッとする。
銀杏の葉は昨日の強風でほぼ落ち、たった一日で秋から冬へと空気も変わった。
戸惑う私に、
「ずっと思ってたんです。持ってて貰ったほうがいいって。」
悪戯な笑みの彼が、
「ここ借り上げなんで本当はダメなんですけど...秘密ですよ?」
取った私の手に鍵を乗せる。
「使って下さい。それで、俺の予定が狂っちゃた時はココで俺を待ってて下さい。」
彼の両手で包み込まれた右手が温かい。
「そんなに私を信用して良いんですか?」
「恋人を信用しないで、誰を信用しろと?」
心、も。
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