あきれるくらい本気です
title by EVER GREEN
今日はみんなでラーメン屋に来ている。みんなに奢って貰うために。
俺がデザインした絵が飛行機の機体に描かれた。話をいただいた時には本当に大丈夫かなと思ったけれど、二度と無い機会だと思い参加させてもらった。
自分のデザインがこんなに大きくなって空を飛ぶなんて。昔は想像もできなかった事態にみんなと支え合ってきた日々の積み重ねを感じた。
そのお披露目会見でのこと。記者の方から、
『メンバーから、大野さんに感謝のご褒美とか考えてらっしゃいますか?』
という質問があった。その時、
「今度奢ってくれば何の問題もないです。」
と答えたことから、このラーメン会が決定した。それは、あの会見終了後の楽屋でのこと。
「でも、みんなでリーダーに奢るとなると、一人200円で十分になっちゃうよね。」
「だよね。うーん、じゃあ、みんなで一件ずつ奢るっていうのはどう?」
「智くんは5回奢られるってこと?」
「そうそう。みんなで行ける時には、とりあえずラーメンって感じで、自分の好きなラーメン店に連れて行くの。」
「お前、それどんだけ時間かかんだよ。なかなか5人揃う機会ってないよ?」
「嵐さん、忙しくさせてもらってるからねー。」
「えー、いいじゃん。1年くらいかけてラーメン店巡りしようよ。」
「あいがこう言ってるけど、智くんはどう?」
「いいんじゃない。色んなラーメン食べられるの、楽しみだなぁ。」
「よし! じゃあ決定!! 初めに奢る人じゃんけんしよー。」
「勝った人が気持ちよくね。」
「「「「「最初はグー、じゃんけんほい!」」」」」
俺を除く5人でじゃんけんを始めた。勝負はあっという間に決まり、最初は松潤。
「よしっ! リーダー、楽しみにしといてよね。」
唇の端をくいっと上げて笑う、独特の笑顔で宣言した松潤。嵐イチ料理の上手い彼が選ぶのはどんなお店なんだろうとわくわくしながら家路についた。
prev /
next