そんな夏の一日



「あー、やっと着いたねー!」

 一番に島に降り立ち、そう言いながら伸びをするのは嵐の紅一点、高橋 あい。

「よし、さっさと荷物運ぶか。」
「うわぁ。めっちゃいいとこじゃん! ね、そう思わない?」
「相葉さん、声おっきい。」

 眠そうな目をこすりながらニノが相葉ちゃんの頭をぽかりとたたく。

「ニノ、船酔い大丈夫?」

 先に進んでいたはずのあいが振り返り心配そうにニノの顔を覗き込むと、

「ん。寝てたからだいぶマシ。それよりこんだけ日差し強いんだから、帽子かぶっときな。でないと、おじさんみたいに焦げちゃうよ。」

 そう言って麦わら帽子をあいへと投げる。

「えー、これ農家さんがかぶるやつじゃん。笑 一体誰のよー。」
「何言ってんの。これが一番日よけになるでしょ。」
「でも、アイドルとしてはどうかな。」

 笑いながら俺も参戦する。

「ん。それ俺の。」

 あいの頭にのっかっていた帽子を取り上げ、あいの白いストローハットと取り替える智くん。

「リーダ−、似合いすぎ。笑」
「絶対焼けなさそうだね。笑」

「だって、事務所から日焼け禁止令出されちゃったからね。あい、日焼け止め塗ってよ。」
「いいよ。じゃあ、先にパラソルだけ立てちゃう?」

「だな。ニノ、しんどかったら座ってなよ。」
「ありがと。無理そうなら甘えさせてもらいますよ。」

 こうやって俺たちの束の間の夏休みが始まった。

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