魔法が解けるまで後三秒
title by 花涙



 ただ今、しやがれの収録中。8月7日がパートナーの日ということで、ゲストのHey!Say!JUMPとどちらが絆が強いのかという、パートナー三番勝負をしている。
 現在、二番目の跳んで乗ってパートナーが終わったところだ。俺たちが完全勝利を果たし、次のコーナーに移ろうとしたとき、枡さんから声がかかった。

『それでは、完全勝利した嵐の皆さんには、エキシビションということで、もう一度やっていただきます!』

「え? どういうこと?」

 打ち合わせに無い流れにポカンとする俺たち。と、そこには、赤いジャージに赤いヘルメット。俺たちと同じ格好をしたあいが笑っていた。さっきまではヘルメット被ってなかったはずなのにどうしたんだろう。

『皆さんは6人で嵐ですよね?』
「まぁ、そうですよ。」

『でも、このゲームは5人でやられたと。』
「Hey!Say!JUMPの人数に合わせましたからね。」

『6人で完全勝利したくありませんか?』
「え、でもあいは女の子だから、抱きついちゃうとテレビ的にね。」
「お前、テレビじゃ無かったらいいみたいに言うなよ。」

 ニノが相葉ちゃんの頭を叩きながら突っ込む。

『そう、高橋さんは女性。ということで、こんなセットをご用意しました。』

 枡さんが声高に言うと、さっきまでは小さな丸だったステージがドーナツ状の物に変えられる。

『あいさんは真ん中の小さなステージに立っていただき、他の皆さんは周りの円に支え合いながら立つということになります。』
「あいを真ん中に、みんなで囲むってこと?」

『さすが大野さん。その通りです。しかし、一つだけルールを追加致します。真ん中で立つあいさんには触れるの禁止です。』
「え、支えて貰うの禁止なの?」

『そうです。支えて貰うのも、支えてあげるのも禁止とします。しかし、跳んできた時、やむなく触れてしまうのは許可します。』
「許可しますって、枡さん、偉そうだな。」

『私も上の方から重々言われてますので。嵐さんはあいさんが絡むとややこしくなると。ですので、今日はお触り厳禁でお願いします。』
「枡さん、言い方ー!」

「これで私も参加できる!」
「よーし、嵐の絆見せつけてやろうぜ!」

 翔くんの言葉に、俺たちは待機場所に移動する。6人で作戦を練りながら話していると、これが嵐だってホッとした。

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