何度でも何度でも 相葉くんB.D.
title by COUNT TEN.
「今度の東京公演、23日の夜って空いてる?」
お正月特番の収録中、休憩の間に松潤に問いかけられる。
「23日って東京初日の夜でしょ? 空いてるけど何かあった?」
今回のツアーも名古屋を皮切りに、札幌、大阪、福岡と四箇所の公演を終えた。残すは東京のみ。今さら大きな変更は考えづらい。
「はいはい、それは私が説明します!」
松潤の後ろからぴょこんと出てきたのは嵐の紅一点、高橋あい。俺と同じくイベント好きの彼女が関係しているなら楽しいことに違いないと、俺のセンサーが感知する。
「24日ってクリスマスイブでしょ? その日を狙って申し込んでくれた人もいると思うんだよね」
腕組みしながら説明を始めたあいの隣で、うんうんと頷く松潤。ってことは、松潤もこの計画には賛成なのだろう。
「せっかくだから、MC前だけでも照明とか曲とかをクリスマス仕様にしてはどうかなと思った次第です!」
なにやら仰々しく言い終えた彼女が、わくわくした瞳で俺を見上げる。お祭り好きな俺が反対するわけ無いよね?
「すっごい楽しそうじゃん! やろうよ!」
あいにハイタッチを求めると、嬉しそうに破顔した。あぁ、そんな顔してくれるのなら、何度でも賛成するのに。
「その関係もあって、23日に打ち合わせの時間を取りたいんだよ。本当なら東京公演だし、家に帰ればいいんだけどその日だけは、時間が読めないからホテルに泊まりでもいい?」
コンサートの演出を担当している松潤がそう言うのなら、と了承を伝える。どうせやるなら中途半端なものにはしたくない。特別な日に俺たちと過ごすことを選んでくれたファンのみんなのためにも、コンサートという空間が大切な自分たちのためにも、最高の時間にしたい。
「もちろん! いいものにしようぜ」
返事をすると、松潤から笑顔が返ってきた。それを見て俺のテンションも上がる。よし、いっちょやってやりますか!
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