玖
「______、__る_ん」
「…んー?」
気持ちよく寝ていると、誰かに話し掛けられてる…感じがする………けど気のせいかな?
声を無視して布団を深く被ると声は更に大きくなった
「__げはるさん!重治さん!出てきてくだされ、重治さん!」
「あー、もう!なーにー!!今行く!」
イライラしながら戸を開けるとそこにいたのはこの小屋を管理しているおじさん
何やら焦ってる…気がするのだが?
「なに…どーしたの…ってうわ」
「すまん、重治さん!とにかくこちらに…!」
おじさんに腕を引っ張られ、連れられる
そして連れられた先は……
「え…?」
備中高松城_____
元就公の城だった
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