『冬支度』


吐き出す言葉もかじかんで

私のまわりの冷気が揺れる



長い孤独に慣れすぎて

時折ゆるむ気のハリを



静かに訪れる

冬の気配を

待ちわびていた



外気と溶け合うのは

いつか見た光景



そこにこそ、私

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