『風の果て』



ベランダにて
煙草の煙が目に沁みる
今宵も孤独の風が吹く
風が纏うのは常に無常
夜の果てまで運ぶ不条理
強風で荒れ狂う空も
いつかは優しき月が顔を出す
私は唯その瞬間を生きている

今宵もベランダにて
風の洗礼を受け流す
私の果てには何をも届く事はない

煙草の煙が目に、沁みた。

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