『夢は穏やかな陽だまりの中で』



小春日和のある日、去ってしまった情熱を
あたしは切り捨て、あと来た道端に小石を投げた
まぁるく膨らんだのはただの回想でしかなく
真昼の月を見上げながら歩みを早め行く先を思う
ちっぽけな夢はまだあったが、それもあてはなく
そこはかとなく道に任せ穏やかな陽溜りの様に
あの日恋人と手を繋いだ温もりの中に包まる様に
可能性だけはそこに横たわっていたかもしれない
速く速く、急いてはいけないのだし路はまだ途中
隣で微笑む恋人がいたならそれだけでいい
あたしは歩みを緩めて軽やかに途を行く先を思った


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