『もう叶わぬ想い』

叶わぬと知りながら願う
もうどこにもいない君を

遺したであろう残像には
君の姿形はなく最も遠い

去りゆく夏の残る思いで
君の吸った煙草のかほり

残暑の中に消えゆく気配
その淡い彩りに口づけを

- 205 -
目次
HOME