真昼間、新宿駅東口をキャリーケースをゴロゴロと引いて俯いて歩く若い女。
行き交う人々は地元にいる人達と比べて淡白で冷たく見える。
「(つ、ついに家出してしまったぁー!)」
【速報】私ついに家出する【所持金3万】
地方のアクセスの悪い田舎で生まれた私、
元々引っ込み思案な性格であまり友達もできず小中学生は一人で、しかも虐められていた
「ちょっと可愛いからって調子のんなよ!」って言われて机に画鋲とか入れられた。何を言ってるんだ、私クソブスだぞ?美醜逆転してんのか?って思う。
しかも親は「言い返さないお前が悪い」って言うし全く私の味方をしてくれる人はいなかった。
なんとか地元の高校を卒業して私は今18歳。
地元から出たくて親に交渉したらめっちゃ怒られた。「弱いアンタが都会で働けるわけないでしょ。」「どうせ変な男に騙されて泣いて戻ってくる」って言われて丸めこめられた。
確かに間違いじゃない。高校生の時に地元でアルバイトをしていたが私は注意欠陥がひどくて沢山怒られた。怒られるのは嫌い、親を思い出して嫌になる。それにひとつひとつの動作で、ミスをしないかとか、怒らせないかなとか、ビクビクしてしまって気疲れしてバイトに行けなくなった。親は私が弱いからだと責めた。その日は布団にくるまって静かに泣いた。
「(私の味方をしてくれる人がほしい・・)」
私はSNSに夢中にのめりこんだ。自撮りをあげれば誰かが可愛いと褒めてくれる。
注意欠陥が悩みだと呟けばドジなくらいが可愛いと言ってくれる、私はリアルではなくネットが唯一の救いだった。
ある日たまたま地元が近い人とオフ会をした。相手は25歳。家に連れ込まれて処女を奪われた。悲しくはなかった。相手の男は私に万札を5枚渡してお礼だと言ってくれた。
お兄さん曰くこうやって女の子にお金を払って性行為をしているらしい。
特に都会はこういうビジネスを生業としている女性も多く、一回で大金が手に入るとのこと。私はまんまとそれに釣られたのだ。
だって行為中お兄さんは私を褒めてくれたし気持ちよかったと言ってくれた。
私の中の承認欲求が満たされた。
注意欠陥のわたしでも人の役に立てた。
そうと決意すれば、日本で一番大きな繁華街がある新宿に行こうと決めた。親は絶対反対するので見つからないように荷物をまとめて、親が買い物に出たタイミングで私は家出をした。東京までは片道2万ほどかかった。
残金は3万円、ネカフェだと一泊3千くらいだから、ネカフェに泊まりながらネットで援助交際相手を探せばいい。
そうして訪れた新宿。人めっちゃ多い・・すご・・!!と呆気に取られていた。
とりあえず繁華街の入り口にあるネカフェに入り泊まりでチェックインした。
人酔いしたのか疲れてしまい、まだお金の余裕もあるので今日は寝てしまおうと私は弾力があまりないフラットタイプの部屋で眠りについた。
AM1時30分
よく寝た、気づけば深夜だった。
お腹はあまり空いていない。テキトーにテレビ見よっかなあと思ったけどここは日本一の繁華街、眠らない街。この時間が寧ろピークに盛り上がっている。
「繁華街って、どんな感じなんだろ〜散歩してみようかなあ。」
そうと決まれば早速ネカフェを出た。
キラキラと輝くネオン、至る所にめちゃくちゃイケメンとめちゃくちゃ綺麗な女の人の看板がでかでかと貼ってある。
行き交う人は若い男女が多い、スーツをばっちり着こなした人、露出の高いドレスを着た女の人、ラフな格好だが全身ハイブランドでアクセサリーがジャラジャラと鳴らして歩く人、フリフリの服を着たツインテールの女の子、さまざまだ。
凄い、これが日本一の繁華街・・!!
それに比べ私は染めたことのない黒髪に、だぼだぼのパーカー一枚にスニーカー、なんとも地味な格好をしていて恥ずかしくなった。
この人達が周りにいるとちょっと劣等感を感じる、住んでる世界が違うから尚更。
少し気分が落ちてきて下を向いてとぼとぼ歩く、周りにキャッチらしき男がたくさんいるが声をかけてこないのはきっと私が未成年に見えるからだろう。背も低いし、芋だし・・
「私には合ってないのかも。」
随分と歩き人気のない所にきた。
周りはキラキラとした看板で彩られたホテル◯◯と書いている所ばかり、所謂ラブホテルだ。繁華街の飲み屋とは少し離れたところにあるからか人の量は格段に減った。
とぼとぼとスマホを弄りながら歩く、とりあえず援助交際できる人を探そうと男性とDMでやりとりする。ホ別3〜ゴムあり 新宿で。と投稿してDMを待つ。明日から忙しくなる。ポチポチとスマホをタップしていると前から歩いてくる人に気づかずドン、と軽くぶつかってしまった。
見上げると紫の髪にアメジストみたいな綺麗な目をした背の高い男。その横には露出の高い格好をした背の高い綺麗な女性。
まるで世界が違うので恐縮してしまった。
「ぁ・・ご、ごめんなさい!」
「おー、大丈夫か?ちゃんと前向いて歩けよー?」
男は私と目を合わせると笑顔でそう言った。
イ、イケメンなのに優しい・・!!神は二物を与えるのだな・・とよくわからないことを考えてしまった。
「てか未成年?こんな時間にこんなとこ歩いてたら補導されるぞー。ちゃんと家帰れよ?」
「玲王ー!もー行こうよぉ」
綺麗な女の人は男の腕を組んで歩き出した。
この人達はこのままラブホに入っていくのだろう。
ぼーっと二人の後ろ姿に見惚れていた。
次の日の昼前、私は援助交際の相手が決まったので繁華街にある映画館の前に向かう。
服装を教えてくれたので、あの人かな?と思い声をかけると中年の男は嬉しそうに「写真より可愛いね♡」と言った。
そのまま二人でラブホテルに雪崩れ込み、セックスをして三万円を貰った。中年の男は「また会おうね♡」と嬉しそうに言った。私は気に入ってもらえたのだなと満足だった。
きっと私はこれが向いている。みんなが褒めてくれて誰も私を責めたりしない。
男は風呂に入りたいから先に出ていいよと言ったので一人で先に帰ることにした。
ラブホのエントランスを抜けて自動ドアをぐくる。そのままネカフェに戻ろうと思い歩き出した瞬間「なあ。」と言う声と共に肩を掴まれた。振り向くと先日の紫の髪の男。
「ミテコなのに真昼間にエンコーとかなかなかイカれたことやってんじゃん。」
男はケラケラと軽快そうに言った。
「もう18だし・・。」
「マジ?中学生だとおもった」
「背が低いだけ・・芋だし・・」
なんか自分で言ってて悲しくなってきた・・
「なんて言うか、確かにロリコン受けしそうだけど擦れてない感じがいいな。俺は可愛いと思うぞ〜♡」
男は笑顔で私の頭を撫でた。
てか初対面でここまでするの凄いな、そうかこの人ってホスト、だよね。もしかして私カモだと思われてる?威嚇するかのように私は少し目の前の男を睨んだ。
「あー・・別にお前を客にしようと思って声掛けたんじゃねーよ。なんか昨日悲しそうな顔してたし、しかも慣れてなさそうだしエンコーしてるし。見てて心配なっただけ。てかここで話すのもアレだしお腹空いてね?甘いものとか好き?どっかカフェでもいこーぜ。俺奢るし。」
「んー。奢ってくれるなら行こうかなあ。私も糖分摂取したいし」
「っしゃ!じゃあ行くかー。」
そう言うとお兄さんは私の腕を掴んで歩き出した。んえ?都会の男ってみんなこんな距離感なの?てか髪めっちゃサラサラそー。顔めっちゃ整ってるしめっちゃスタイルいいー。
ぼけーっとしながら手を引かれて歩く。
なんか心地いいなあ。
いつのまにかカフェに着いて私の向かいにお兄さんが座った。私はココアとショートケーキを頼んだ。そしてお兄さんには私がこの街に来た経緯を話した。
「ふーん。なんかメンドイな。田舎って」
「そうなんだよねえ、まあ私も注意欠陥が酷くていつも怒られてたんだあ。」
「ははっ。お前ドジそうだもんなー。」
「お兄さん笑わないでよー・・結構マジで悩んでるのお・・」
「んー。でもドジな女のが可愛くね?俺なんでもできる女よりなんでもできない女のがスキ♡尽くしたい派だから♡」
「お兄さんめっちゃ褒めてくれるじゃーん、さすがホスト!」
お兄さんは私を沢山褒めてくれる。お兄さんがいると私満たされるなあ。
「てかお兄さんのことなんて呼べばいーの?」
「玲王でいーよ。みんなそう呼んでる。」
「名前かっこいー。都会の男だあ!私は名前って名前だから好きに呼んでね。」
「ハイハイ、名前ね。てか都会の男ってなんだよ笑お前おもしれーな」
運ばれてきたショートケーキを頬張りながら味を噛み締める。美味しい〜♡地元にはこんな美味しい店なかった。口角が上がる。
「ははっ、リスみてえ。てかお前家出したんだろー、今どこ住んでんの?」
「あー、ネカフェ。」
「は?」
「家出少女なもんで・・えへへ」
そう言うと玲王くんは目を見開いてキっと私を睨んだ。
「なあ、女一人でネカフェ住んでもし男に襲われたらどーすんだよ?それくらい考えろよ?金だって盗られるかもしんねーんだぞ?」
「だって住むとこないし友達いないし・・エンコーのおじさんに頼んで家に住まわせてもらうとかしかない・・」
「はぁ?お前中年のジジイと住むつもりかよ?あいつら絶対住んでいいからタダでヤらせろとか言うぞ?お前タダマンしたくねえだろ?」
「私自己肯定感低いし・・タダマンしても褒めてもらえるなら・・その・・」
玲王くんは呆れた顔をしてはぁ、とため息を吐いた。嫌われちゃったかなあ。まあエンコーしてる女なんてみんな嫌いだよね。ネットでも時々売女ってリプがくるし・・。
「お前危なっかしいから俺の家に住め。そしたら安全だしなんのリスクもねーよ。エンコーしたいならすればいいし俺の家から通えばいい。」
「玲王くんの家に住むの?お客さんとか家に来て私いたらやばくないの?」
「あのなあー。そんなポンポン俺が女家に連れ込むと思うか?」
「だって昨日ラブホ街で女の人といたし・・」
「あー・・あれはまあ一晩で200万使ってくれたからな・・。」
「200万!!?すごーい!!」
玲王くんはめっちゃ売れっ子ホストらしい。
そんな人に拾って貰えるなんて私めっちゃついてるなぁ。
「子供みてえ。」
「んー?なんか言った?」
「何でもない、ほら。いこーぜ。ネカフェに荷物あんなら纏めてこいよ。前で待ってるし。」
カフェを出て玲王くんと一緒にネカフェに行って、玲王くんには外で待ってもらい私は荷物を全てキャリーケースに入れてネカフェをチェックアウトした。
玲王くんと合流してタクシーを拾い玲王くんの家に向かった。
新宿の街を離れて15分くらい、高級そうな高層マンションや高層ビルが並ぶ街。
その途中でタクシーが停まった。
目の前には何階あるかわかんないぐらい高い高層マンション。
「う、うわぁー。。すご」
ぽかーんと佇んでる私を見て玲王くんは「何ちゅー顔してんだ」といいキャリーケースを引く私の逆の手を掴んでマンションの中に入った。
エレベーターに乗って玲王くんの住んでる階層に着き、暫く歩くと大きなドア。ガチャ、と鍵を開けて入ると広い玄関があった。
そしてめっちゃ広いリビング。2LDKの間取りで、部屋がとにかく広かった。
「まあ俺ん家広いからお前一人くらい住んだところで窮屈になんねーよ。」
高層階だから窓から見る景色がすごい、てかベランダ広い・・
「ほ、ほんとに住んでいいの!?」
「だからいいって言ってるだろー?」
「だ、だって、寝る時とかどうすんの!?」
「ベッド広いから一緒に寝ればよくね?てか俺帰ってくんの結構遅いし名前と寝る時間被んねーかも。」
そ、そっかあ、ホストクラブって終わるの遅いし朝起きる時間に帰ってくることなんてザラだもんね・・!
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あれから二ヶ月、私は玲王くんの家に住んでいる。玲王くんは思ったよりめちゃくちゃ売れっ子だった。
リビングには沢山のブランデー、シャンパン玲王くんから色々教えてもらったがブランデーは300万とか500万とかするらしい。
「玲王くん、あれなにー?細長いの!」
「あー、あれはロイバカ、ロイヤルバカラね。小計260とかだったから、まあ400行かないくらい。」
「ひえぇ・・あ、あれはー!ハート型のかわいいの!」
「あれはフォーチュンハート。100行かないかなー。」
「あれが100万すんの!!?」
ブランデーとシャンパンの山、そして所々に飾ってある写真。シャンパンタワーと共に写る袴を着た玲王くん。(バースデーイベントのらしい)あそこにはスーツを着て表彰されている玲王くん。
玲王くんは凄い。聞いたら大型のグループNo1らしい。年間億売り上げるランカー。
そりゃあんなに顔が整ってて優しくて話しやすいとランカーにもなるわなあと納得。
後玲王くんはめちゃくちゃストイック。
2時間に1回起きてお客さんに連絡を返すし、休みの日は店外と言ってお客さんにお店に来てもらうように外で会っている。
夜職なのに昼前に起きて夕方に帰って私にご飯を作ってくれる。
頑張っている玲王くんを見ると私も早く玲王くんから自立できるように頑張らないとなあって思う。これじゃヒモ同然だ。
私は一日に2、3人ほど客を取り援交を続けた。玲王くんは私を見て「えらいえらい、頑張ってるなー♡」と褒めてくれた。嬉しい。玲王くんから褒められるとなんか胸がウズウズする。
若さもあってか私の顧客数は格段に増えた。一日最低4、5万は稼げるようになった。
20万ほど溜まった時にいつもお世話になっているから玲王くんに渡そうとしたら「要らねえ」と返された。
「俺が面倒見たくて見てんのにお金とか要らねえから。」
と言って玲王くんは何をするにも絶対に私に出させなかった。
数日後、援交をしていて何回か会っていたお客さんにストーカーされてしまい玲王くんの家を特定されてしまった。
「名前ちゃんは貧乏でお金に困ってるから始めたんじゃなかったんかよ?嘘つき!俺が貢いできた金返せよ!!」
家の前で掴みかかられる。怖い、怖い・・!
ちがうの、ここは私の家じゃない!玲王くんの・・!「名前ー?何してんの?」
エントランスからラフな服装の玲王くんが出てきた。すると客の男は怪訝な顔をして玲王くんに向かって喋り出す。
「ハ?男と住んでんのかよ。なあ、こいつ俺と3万で援交してるんだぜ?」
「んー、知ってるけど。それが何?」
淡々と話す玲王くんに男は怖気づいて顔に冷や汗を垂らした。
「こ、こんな売女とよく一緒にいれんな!なあ!このアバズレ女ぁ!」
男は負け惜しみか叫びながら私の髪を掴んだ。その瞬間玲王くんは一瞬だが、顔が曇り目を細めた。
「まーまー落ち着けって。てかもういいだろ。
名前は俺が養ってんの。だからお金に困ってるのはマジだから。これ以上ここで騒ぐと警察くるけど?」
男はチッと舌打ちをして去っていった。
助かった・・!
玲王くんは私の肩を掴んで心配そうに見つめた。
「なあ、大丈夫かよ?大体援交なんてこういうリスクしかねーんだから。もうすんな。これで分かっただろ?」
「で、でも・・そしたら風俗とかで働けばいいかな、玲王くん、どこか紹介してよ・・」
「ハァ〜。もう身体売るのやめろって言ってんの。もうお金なんて稼がなくていいし欲しいものあれば買ってやるから、俺に甘えとけ。」
んーー。確かに玲王くんはお金持ちだし私一人くらい簡単に養えるだろうけど。私がダメ人間になっちゃいそう。でもこの一件でちょっと怖くなってしまった。なら玲王くんの言うことを聞くべきなのだろうか。
あれ、玲王くんなんで私とお客さんの男の会話内容を知ってたんだろう?
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あれから私は実質玲王くんのヒモ状態だ。
玲王くんはなんでも買ってくれるし、めっちゃ尽くしてくれる。
私が生理痛で死んでる時は仕事が終わってもアフターをせずまっすぐ帰ってきて私につきっきりで面倒を見てくれた。
玲王くんはデートにも連れていってくれる。大型百貨店でハイブランドのお揃いのアクセサリーを買ってくれて夜景が綺麗な凄く高そうなレストランでご飯を食べた。
そんな楽しい時間が延々と続くと、私は段々と玲王くんのことしか考えられなくなった。
私の私生活には玲王くんしかいない。私は玲王くんが居ないと生きられない。もし捨てられたらどうしよう、要らないって言われたらどうしよう。幸せな気持ちと、恐怖がぐちゃぐちゃに混ざり合う。
「玲王くん、今日は真っ直ぐ帰る・・?」
「わりぃ、今日は太客が来るからアフターしないとなんだわ。ごめんな。泣くなよー?」
玲王くんは私の頭を撫でると仕事に行ってしまった。
「寂しい・・。」
AM3時半
寝れない。
玲王くんの仕事が終わるのは1時、直帰したとしても2時前になる。
今日はアフターって言ってたな。玲王くんのSNSを見るとラスソンだったらしい。てことは相当な額を玲王くんに使ったんだ。太客って言っていたし。
玲王くんは優しい、優しいからお客さん達にもちゃんと使ってくれた分の対応をする。
あの時みたいに、お客さんとホテルにいるのかなあ。綺麗なお姉さんと。
そう思うと段々と気分が病んできて頭が重くなる。嫌だ、嫌だと言う感情がドバッと湧き出て血が昇ってくる。
「いやだ・・。玲王くん、玲王くん・・!いや、嫌嫌嫌嫌嫌嫌ぁ!!!」
枕を思い切り投げて頭を抱えて俯く。私は玲王くんがいないと、玲王くんがいないと!!
・・死にたい。
私は泣き疲れてそのまま眠りについた。
玲王くんが帰ってくる物音には気づかず。
だから帰ってきた玲王くんが私の頭を撫でていたことも、玲王くんが凄く嬉しそうな顔をしていたことも、私は知らない。
「ははっ、本当可愛いなあ。名前」
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名前が寝室で寝ている中、玲王はリビングで本を読んでいた。
本にはこう書いてある。
依存的なパーソナリティ
高い被暗示性
バランスの悪い自己愛
現在及び過去のストレス、葛藤
支持環境の脆弱さ
「ははっ、ぜんぶ名前じゃん。」
大体俺が何処ぞの得体の知れない女を住まわすわけないだろ?名前だからだよ。
何もできなさそうで、弱くて、ドジで可愛い名前だから俺が世話してやんねえとって思ったんだわ。あの夜初めて会った時から。
俺の客の女なんて金払いがいいだけ。勿論使ってくれた分は応えるし枕でもなんでもする
まあ俺からすればオナホ代わり。オナホに感情なんて抱かないだろ?
援交のオッサンに捨て垢で住所教えたのも俺
こうでもしないと名前はやめないよな?
名前はずっと俺に養われてればいい。
そしたら俺で頭いっぱいになって俺がいないと生きていけなくなる。
名前のスマホにこっそり入れた盗聴アプリと、家の中の監視カメラを毎日仕事終わりにスマホで確認する、最近の俺の楽しみだ。
最初の方は普通にしていたが段々と「玲王くん・・」と寂しそうに呟いたり時には号泣したり、ヒステリックになって暴れる名前の姿を見てたまらなく興奮した。
でもまだ足りねえ。もっともっと病ませたい
名前が寝てる間女でも連れ込もーかな。
そしたら病む?泣く?死にたくなる?
考えただけでゾクゾクする。連れ込んだ女とセックスして、その後泣いてる名前を犯してえ。マジで興奮しすぎて飛ぶかも。
だから名前が限界まで病んで死ぬ一歩手前になんないと絶対に好きって言ってやらねえよ。簡単に手に入るモノなんてすぐ飽きるだろ?死ぬほど病んで苦しんで手に入れる方が一生手放したくなくなるだろ?
「俺なんでもできる女よりなんでもできない女のがスキ♡尽くしたい派だから♡」
精々いっぱい病んで俺がいないと生きていけなくなれ♡