4
ずっと、思っていた。
君は、あまりにも素直すぎるんじゃないか、と。
その真っ直ぐな気持ちにらたまに気遅れしてしまうけど。
「似てるよ、アルヴィス」
でもやっぱり、そんな気持ちは。
「俺、雪大好き」
愛おしい。
「アルヴィス、真っ赤」
ギンタはニヤっと笑うと、からかうように言った。
その言葉に更に赤くなり、目を丸くしたアルヴィスが、慌てて顔を逸らす。
「バッ…!さ、寒いんだ!」
「ホントかなぁ〜?」
「本当だ!」
「照れちゃってるんじゃないのか〜?」
「うっ、うるさい馬鹿!ほらっ、帰るぞ…!」
慌てて立ち上がって踵を返したアルヴィスの手を、ギンタが握る。
「…っお…前…っ!」
「だって手さみぃんだもん。嫌か?」
そう言って、寂しそうな目でギンタが聞くので、アルヴィスは更に赤くなって息を呑んだ。
「…勝手にしろ…!」
アルヴィスが言うと、ギンタはまた嬉しそうに笑って、アルヴィスの手を更に強く握り直した。
優しく、暖かなこの手が、もう決して離れないように___……。
〔FIN〕
- 18 -
*前次#
ページ:
ALICE+