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ずっと、思っていた。


君は、あまりにも素直すぎるんじゃないか、と。


その真っ直ぐな気持ちにらたまに気遅れしてしまうけど。





「似てるよ、アルヴィス」





でもやっぱり、そんな気持ちは。





「俺、雪大好き」





愛おしい。







「アルヴィス、真っ赤」



ギンタはニヤっと笑うと、からかうように言った。
その言葉に更に赤くなり、目を丸くしたアルヴィスが、慌てて顔を逸らす。



「バッ…!さ、寒いんだ!」
「ホントかなぁ〜?」
「本当だ!」
「照れちゃってるんじゃないのか〜?」
「うっ、うるさい馬鹿!ほらっ、帰るぞ…!」



慌てて立ち上がって踵を返したアルヴィスの手を、ギンタが握る。




「…っお…前…っ!」
「だって手さみぃんだもん。嫌か?」



そう言って、寂しそうな目でギンタが聞くので、アルヴィスは更に赤くなって息を呑んだ。



「…勝手にしろ…!」



アルヴィスが言うと、ギンタはまた嬉しそうに笑って、アルヴィスの手を更に強く握り直した。
優しく、暖かなこの手が、もう決して離れないように___……。





〔FIN〕

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