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「そんな優しさ要らない」
「……ファントム…」


ファントムは、怒ってしまったのか。


ペタがそんな事を考えていると、ファントムが不意に話し出した。


「ねぇ、ペタ」


くるりと振り返る。


「僕が死んだら、君はどうするのかな?」


笑っているのか、怒っているのか、表情だけでは掴めない。ペタはファントムの言っている意味がわからず、一度取り乱しそうになった気持ちを慌てて落ち着せる。


「ご冗談を。私をからかうのはやめてください」
「冗談でもいいから、言って?」


真剣な瞳に見えた。
そんな考えたくもないことを。どうして。

以前ダンナと戦った時、彼はその身に呪いを受けた身体だったからこそ生き延びられた。
しかしそれは生き延びられただけであって、その時は本当に、辛くて。


「貴方が死んだ、その時には、私も生きてはいられないでしょうね。貴方なしでは生きていけない」


ペタは思ったままを口にする。
その言葉を聞き、ファントムはため息に近い息を吐いた。



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