チャイナ服には夢が包まれている
「フェイタンさん…!!いい加減に返して!」
「
「もう…ッ、こ、こっちは……し、……下履いてないんですよ!?」
「知てるね。ワタシが
「だ、だから……どうして盗むんですかぁ…!!」
ユリの悲痛な声がこだました。ことの発端は数分前―――
その日の帰り、突然の夕立に遭遇してしまったユリ。漸く家に帰ってきたときには雨で服はびしょ濡れ状態だった。直ぐに着替えて風呂に入って温まった方が賢明だ。しかしそんなに直ぐに風呂が沸かせるわけはなく、やってしまったと肩を落としていたとき、
「
「え、フェイタンさん、何時の間に…。珍しいですね、こんな時間から」
「ささと風呂入てこい。湯沸いてるね」