七十八

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 私を男手一つで育ててくれた父は、私が憧れた人に殺されてしまった。

 でも私の父は、その人を許せと言っていた。

 でも私の幼馴染は、その人を殺すと言う。


 ―――それなら私は、
 
 ***

 トモエにとってイタチは憧れの人でもあった。
 そんなイタチを憎む反面、「許してあげなさい」という父の遺言があることで、相反する複雑な心持ちのまま、トモエの精神は疲弊してしまっていた。

 また、幼馴染のサスケが復讐を誓っていることも彼女に影響を与えていた。

 「逃げていたのかもしれない…キミといると、私は自分の気持ちに迷いが生じて、どうすればいいか分からなくなる」

 上記の思いがあることから、サスケの傍にいると自分がどうすべきか分からなくなると、彼から自然と離れていってしまったのだ。

 「でも、―――今思えば、貴方と正面から向き合うべきだった」

 
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