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一方で公安警察の刑事が観覧車内でキュラソーに昨日のことについて問いかけるが、何も覚えていないの一点張り。
そして、観覧車が頂上に差し掛かり、照明を見たキュラソーは遂に記憶を取り戻したのであった。

その後記憶を取り戻したキュラソーは公安刑事をあっという間にねじ伏せるとベルモットに電話をかけ、今後の状況を聞き、「ここにいれば、組織に戻れるのね」と何か思いつめたように考えていた。

バチンッ

「…!?」

電気の切れる音とともに、あたりは暗闇に包まれてしまう。急な停電に、百合は足を止める。
一度ポケットにしまったスマホを取り出し、LEDライトを点灯させて足場を照らした。
すると頭の中に、爆弾を解体している降谷が思い浮かび、手元が暗くて大変だろうと心配になる。
彼のところへ戻ろう、と来た道を戻ることにした。


赤井が組織のヘリに向けて銃を構えるが、これだけでは無理と判断する。
コナンは一体奴らは何をと考えながら、キュラソーが乗る観覧車を目指す。
そして、辿り着いたもののそこにキュラソーの姿はなく、倒れた公安刑事だけであった。
刑事を起そうとしていたその時、突然観覧車が揺れる。
そう、彼らは対象の観覧車のゴンドラごと運び去ろうとしていた。
念の為、サーモグラフィで確認した所、そこに乗っていたのは、成人男性と子供。
キュラソーの姿はなかった。

「ゴンドラを落とせ!作戦変更だ。キュラソーを始末する。
理由は知らないが、いないということは逃げたということだ。」
「兄貴!爆弾の所に誰かが!」

サーモグラフィで観覧車内部を見回すと、見えたのは消火栓に仕掛けた筈の爆弾の傍にいる人影が。

一方で百合は降谷の元へと走っていた。
危険が迫っていることは確かであったため、嫌な予感が芽生えてきたのだ。

「あとは雷管に繋がるこの二つのコードを…」

降谷の方も爆弾解除にあと一歩という時点まできていた。

「よし、これを切れば終わる…!」

だが最後のコードを切ったと同時に光ったのは、基盤に組み込まれていたあの赤いランプ。

「な…っ!?」
「安室さん…!」

その場にたどり着いた百合は、彼の焦りようから爆弾が起動するかと声を震わせて叫ぶ。
しかし、爆弾の電子版に表示された文字は「RECEPTION OFF」だった。
つまり『受信オフ』、無事爆弾は解除されたのだ。
それを見た降谷は安堵しその場に座り込み、そこへ――

「やったぁ…っ!!」
「わっ、百合さ…―――っ!?」

百合が嬉しさのあまり笑顔で彼に抱き付いたと思えば、思いっきりブチかます熱いキス。

「安室さん、凄いっ、かっこいいっ」
「あ、ありがとうござ――…っ!」
「すき、だいすきっ…」
「と、とにかくここから早く離れないと――…んぅっ!?」

状況が状況だけにこの場から離れた方がいいのだが、今のユリには通じないらしく、降谷はとにかく彼女からのキスの嵐を受けるしかなかったのであった。

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