Jealousy(竜持)※和南視点



「竜持、今日はチョッパチュロス食べてないね」

「ホントだ…珍しい」

みんなそれぞれのことをしている時、ふと竜持を見ると普段食べている飴を食べていないことになんとなく俺がそう声をかけてきたことで皆が会話に加わった。


「終わったの」

「それはまた…買ってくる?」

「大丈夫、そろそろ…」


ピーンポーン…


「!きた!!」

「?誰が来たの??」

「つばさが来るにはまだ早いしね」





「名前!」

『竜持、お待たせ。はい、チョッパチュロス』

「ありがとう!ほら!そんな所にいないで入って入って!!」

『え、ちょっ、竜持引っ張らないでっ』



早く早くという竜持の声に続く女性の声にみんな戸惑いを隠せないようで俺もその内の1人だった。


『あ、えっと、こんにちは』


「こ…こんにちは」


『すみません…急にお邪魔してしまって』


ペコッと頭を下げる女性に大丈夫だと声を掛けると申し訳なさそうに頭をあげた。
随分礼儀のいい女性だな…と思っているとさすが暉と言うべきか、いつの間にか彼女のそばに寄っていた。


「ねぇねぇ!君、名前は?!」


『あ、申し遅れました名字 名前といいま「名前!ほっといていいから向こう行こ!!」え、ちょ、竜持!?』



急にムスッとした顔をした竜持は名字さんの腕を掴むと部屋を出ていってしまった。


「…僕なんかしちゃった?」


「そういう風には見えなかったけど…」


すると黙っていた倫毘紗が口を開いて話すことに驚きを隠せなかった。



「それはね」










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竜持の初恋でずっと好きな人だからだよ




『竜持、良かったの??』

「いーの!名前と2人で居たいんだから」

『!…そっか!』


「うん!!」




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