その3
この衛星が引力の影響を受けている惑星で、朝を迎える頃。
スリープモードから起動した私は居住区を散策していた。
数サイクル前に、無事セイバートロン星に帰還できたらしいここの元住人達から、オプティマス・プライムの逝去の報を受けた。
星ではオプティマスを讃えるための像を各地に設置する予定なのだそうだ。
居住区の一部、ひらけた場所に交流スペースを設けている区画がある。
そのスペースで、像のように立ち尽くす巨体に声をかける。
「メガトロン、ご存知かもしれませんが…、オプティマスが死にました。
失われたオールスパークの力を取り戻すために犠牲になったそうです。」
言ってから、何故私はこんなことを彼に伝えたのだろうと思った。
彼から最後の活力を奪い、この墓地に眠る道づれとしたいのかも知れない。
気力を失った、曇った目をしたかつての大帝……しかし、目が合った彼の瞳はディセプティコンの象徴ともいえる赤い燃えるような瞳を、まさに燃え上がらせこう言った。
「オプティマスが死ぬ?
そんなはずはない、必ず彼奴は生き返る!そう、この俺様が生き返ったように!奴もそういう運命なのだから!」
言葉の後半は、愉しそうに笑いながら。
まさに目の前で破壊大帝は息を吹き返したのだ。
「彼奴が生き返るまでにやらねばならないことがあるな。
ナマエ、貴様も我と共に来い。
ここで会ったのも何かの縁だ。」
「いえ、私は…この基地と共に朽ちる身ですので」
かつて私もこんな風に生きていた筈なのに。
戦争に乗じて、腐った議会のあり方を変えようとしたあの頃を振り返る。
アイアコンを追放され、ディセプティコンに追われるうちにここへ辿り着いた。
戦時中は私の持つデータを渡す訳にいかないからと、何とか生にしがみついてこれたが、もはやそんな気力もない。
静かに地面に視線を落としたはずの視界に、再び鮮烈な赤が差し込む。
顎を掴まれて無理矢理上を向かされた格好のまま、私はメガトロンにこう宣言された。
「ナマエ、貴様に面白い世界を見せてやる。二度とそんな表情をする暇もないほどのな」
我と共にくると誓え。
全力で強制されたその誓いに、心が軽くなっていく。
そうか、
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アドベンチャーでメガ様復活あるんでしょ??(全裸待機