試合終了を告げる、ホイッスルが鳴った。
「82対91で秀徳の勝ち!」
「あっしたァ」
汗だくの皆に、タオルとドリンクを配っていく。
合宿中の試合は3試合。そのどれも、秀徳の勝利で終わった。
けれど試合を見ていればわかる。誠凛は、どんどんと強くなっている。
「はいっ、しっかり冷やすのよ!」
監督が氷を大量に入れたバケツに、皆が足を突っ込む。
監督流のアイシングだ。冷たそうだけどよく効きそう。
「けど結局…試合は全敗か〜」
「オレらまさか下手になってる?」
「…そんなことねーさ。成長してるぜ、確実に…自信持てよ! オレ達は強いぜ…!」
氷に足を突っ込んで震えながら言う木吉先輩。言ってることはかっこいいのに見た目がすごくつらそう。
とはいえ、その通りだと思う。
試合には木吉先輩も火神君も出ていなかった。あの二人がいれば、結果はまた変わってきたかもしれない。
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