鬼蜘蛛丸

「鬼蜘蛛丸さん、相変わらず陸酔いがひどいですねぇ
そろそろ酔い止めも切れるんじゃないですか?」

「ははは…本当に情けない話です」

「まぁ、海賊なのだから恥ずべき体質でもないと思いますけどね
しかし、鬼蜘蛛丸さんの所に嫁に来る方は大変かもしれませんね」

「そうでしょうね」

「情事の最中に酔われたらそれは厄介でしょう」

「って、思うでしょう?」

ずいっ


「お、お?」

「なまえさん、少し呑み過ぎですよ」

「そ、そうかもしれないね
口が滑ったよ。悪かっ…」

「確かに私は陸酔いします
ですが心配はいりませんよ」

「鬼蜘蛛丸さん、近い…」

「船と同じなんでしょうかね
女に乗っている時は平気なんです」

「へ?」

「そろそろ酔い止めも切れますし、試してみましょうか」

「え、ちょちょっ、まーっ!!」