仙蔵

「私が子作りの作法を教えてやろう!」

「あーもうまた何かうるさいのが来たな」

「良いか、一姫二太郎と言って…」

「それは作法なのかい?この時代に産み分け方なんて迷信ごとしか無いだろう」

「枕はきちんとYESにして殿方を待つべし」

「YESNO枕が室町の時代からあるとは驚きだよ」

「私のような優秀な遺伝子が欲しくなるのが雌としての本能だと思うのだが」

「君が優秀な遺伝子ならより優秀な腹を求めるべきだ
私には立花君は釣り合わないよ」

「なるほど押して駄目なら引いて見ろと言うが
その策にまんまとハマりそうだ」

「まぁ待て、そもそも私は押した覚えはないぞ」