簓と盧笙

とある日
ピンポーン
「ちわーっす、白膠木さんにお荷物でーす」
「…おおきに」

また別の日
ピンポーン
「こんにちわーっみょうじさんにお荷物です」
「……おおきに…」

*****

「簓ーリモコン取ってー」
「ほい」
「あんがとー」
「お前らなああああああ人の家で寛ぐな!てか自分ら何時からおるんや!!」
「あ、盧笙おかえりー」
「風呂沸いとるで」
「人の家の湯船まで勝手に溜めんなや!てか簓も!なまえも!荷物までうちを指定すんなや!ここは躑躅森の家やぞ!!」
「ここなら3人のうち誰かしらいるから大体荷物受け取れるからさー」
「俺も仕事忙しゅうて受け取れん事多いからなあ」
「なまえはともかく簓のええマンションに至っては宅配ボックスあるやろ!あとなまえは!!!服を!!!着ろ!!!!!」
「てかその下着おニューやん?エロくて俺好きやで」
「簓さすが〜よく見てる〜それに比べて盧笙は鈍いから気付いてもくんないんだよね〜」
「気付いとるわ!良いから隠せや!」
「盧笙うっさいからなまえ、俺の部屋着やけど着とき」
「仕方ないなー簓ありがと」
「言っとっけどその簓の部屋着もそもそも俺んやからな
てかお前らホント俺の部屋にいつき過ぎやろ…何時になったらいつかんくなるん…」
「「彼氏(彼女)が出来たら?」」
「その前に俺に彼女が出来るかもしれんで」
「「いやそれはないっしょ」」
「さっきからハモんなや!!!」

「めんどくさいから躑躅森と白膠木とみょうじで並べて表札書いとこっか」
「それええな」
「よくあらへんわはよ帰れやお前ら」