「いやです!ぜえっっっっったい!いや!」
とうとう知られてしまった。
隠し通すことはできないとわかってはいたものの、ショックが強すぎる。
「ナナシ、少し落ち着いてくれ」
あたしが取り乱す一方、ダンデさんは思いの外冷静だ。
それ故、とんでもないことを提案してくるわけだが。
「こんなの見せるなんて絶対いや!」
「本当に“おちんちん”なのか確かめるだけだ」
「やだやだやだ!やだあ!!」
あたしに起きた異変というのは、男性のアレが生えてしまった(?)こと。
夜中トイレに立った時、下半身に変な感じがあったので見たらあった。
見たらアレがあった。見たら…そして咄嗟に叫んでしまったのである。
「混乱するのもわかる。だが、まずは何が起きているのか確認しよう」
「ううううううう〜〜〜…!」
正論ですよ正論。わかってますよそれくらい!
でも理屈を把握したところで、気持ちは追いつかないわけで。
だってさ!急にアレができましたってあり得ないじゃん!
それも!自分のアソコはそのままなんて!はああああああ!?
「無理にとは言わない。どうしても嫌なら、病院に行こう」
「ううううううう〜〜〜…!…み、見せます…」
病院はもっといやだ!知らない医者に診察されるとか!
それならダンデさんの方が遥かにマシ!
「そうか。なら立って…そう、裾を持っていてくれ」
「ん、っ…」
諦めて立ったあたしは、デカTの裾を両手でたくし上げる。
ダンデさんは床に膝をついて股間を観察し始めた。
「もう少し足を開いて」
「っ♡ は、はい…っ、んっ♡」
「そうだ。そのまま」
ひんやりとした外気に反応して、あちこちをダンデさんに触られて。
いやらしい気持ちになってくるのを叱咤する。
ダンデさんは真面目に診てるの!えっちいのはしてないんだから!
「確かにおちんちんのようだが…睾丸がないな…」
「っぇ?♡ そ、なん、ですか…?♡」
「ああ、睾丸は…タマちゃんのことだ」
いや言い換えなくてもわかってますよ!
そうなんですか?って聞いただけです!
「本来はこの辺にあるんだが」
「っぅん♡ ん、んんっ♡」
トントン、と根本付近を指で刺激されて声が出てしまう。
それを堪える為に両手を口に当てたが、下半身の震えは止まらない。
「他に変化はないか。コッチはどうだ?」
「んう〜っ♡(そ、そこ♡ 広げちゃだめぇ♡)」
「ふむ…いつもと同じようだな」
「っく、ん〜♡(見ないでっ♡ おまんこの中っ♡ 見ちゃいやあ♡)」
親指でゆっくりと開かれたおまんこから、くちゃあと卑猥な音がする。
ご丁寧にじっくりと観察されたナカがヒクヒクし始めた。
そのせいで…大変まずいことに、我慢していたあの感覚が蘇ってきたのである。
「ダンデさんっ!ト、トイレ、行きたいですっ」
「ん?さっきしたんじゃないのか?」
「〜〜だって、こんなんじゃ、できないっ」
衝撃的過ぎて忘れていたが、元々は夜中お手洗いに立ったのだ。
そして触られたことで催してしまったわけで…
でもさ!こんなんじゃさ!
「しかし…いつまでもしないわけにはいかないだろう?」
「でも、でも!だって上向いてて!」
「勃起しているからできなかったということか?」
うわあああああああああ勃起とか言うなー!
真剣に返されて余計に羞恥心が煽られる。
何なのこの人!強靭メンタルかよ!
「ダンデさんのおばか!」
「ああ、すまなかったな。我慢させてしまって」
そっちじゃないわ!デリカシーを欠いてる発言だわ!
でもダンデさんは何も悪くないんだあたしが混乱してて
「ほら。これで大丈夫だ」
「ぇ…え!?ダ、ダンデさん!何してるんですか!?」
「トイレの仕方、わからないんだろう?」
うわあああああああああ何してんのこの人ー!
パニック極まっている間に、気付けば便器の前に立たされて、後ろからダンデさんにアレを掴まれていた。
「俺が手伝うから全部出すんだ」
「いっ、やだあ!こんなのいやぁ!」
「大丈夫、怖くない」
「だいじょぶじゃない!だいじょぶじゃ…ぅあっ♡」
暴れようとした瞬間、強く抱き締められる。
更に下腹をぐっぐっと押されて尿意が込み上げてきた。
いやだいやだ、そう思っているのに生理現象はどうしようもない。
「押さないでえっ♡ 出ちゃう♡ おしっこ、出ちゃうぅうっっ♡」
「いいぞ。我慢するのは身体に悪い」
「やだあぁ〜♡ いやあ〜♡」
大きな手から逃げようとすると膀胱を余計に刺激される。
無理、もう無理、脚もガクガクして、もう出るダメ出ちゃう出ちゃう!
「出すんだ」
「っひ、うっっ、っ♡ うぁ、あああっ、いやあぁぁぁあ〜!♡ …あああ、ああっ…♡」
低い声で命令されて耳を噛まれた直後。
待ち望んでいた解放感に、また頭が真っ白になる。
シャアアアという恥ずかしい音が、脳内で反響した。
嘘。あたし、ペニスから、おしっこしてる。嘘。嘘。こんなの嘘だ。
「終わったか?上手にできたな、偉いぞ」
「あ、あ…♡ ああああぁっ…♡」
あたしの身体、いったいどうしちゃったんだろう。
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