6. 反省会 @ ダンデ&ソニア


「ソニアから電話ロトー!」
「サンキュー、ロトム。どうしたソニア」
「ショック受ける前に、一応伝えておこうかなって」
「何の話だ」

「ダンデくんがプレゼントしたリボン、きあいのハチマキだと思われてるよ」
「ハチマキ!?」
「だからヌメたがつけてる」
「ヌメたが!?」

「なぜそうなるんだ!」
「私も思ったけど…でもダンデくんもさ、ちゃんとアクセになってるリボンあげなきゃダメだよ」
「どういう意味だ?リボンはリボンじゃないのか?」
「あーそこから説明必要だったかー」

「あのね、ダンデくんがあげたのはガチのリボンでしょ?」
「そうだ。一番良いリボンをくれと言ったらあれを包んでくれた」
「確かに良いリボンだけど…あれ贈答用だから」

「贈答用?間違ってないだろう、彼女へのプレゼントだからな」
「違う違う。包装する時に使う、紐のリボンってこと。お店の人もそんなこと言ってなかった?」
「そんなこと…」


『いらっしゃいませ、ダンデさま』
『やあ。この店で一番良いリボンが欲しいんだが』
『リボンでございますか。用途はプレゼントで?』
『そうだ。二本、紫と赤のものが欲しい』

『かしこまりました。ご自身で結ばれますか?』
『いや、別の者が使う予定だ』
『さようでございますか。結び方のマニュアル等は不要でしょうか』
『(マニュアル?)そうだな…恐らく自分でわかっているだろう』
『承知しました。それでは用意して参ります』

『お色はこちらでよろしいですか?』
『ああ。とてもいい色だな。きっと似合うだろう』
『似合う…もしや既にボックスや袋など包装がお決まりで?』
『いや、俺にはよくわからないから、そちらで包んでくれ』
『?…かしこまりました。リボンは私共でお包みいたします』


「…もしかして、あれはそういうことだったのか!?」
「やっぱり何か言ってたんでしょ。結び方は?とか包装は?とか」
「ああ」
「ああー…」

「まさかガチのリボンを送るとは思ってもみなかったよ」
「まさかリボンに種類があるとは思ってもみなかった」
「がんばリボンとか胸元につけるタイプもあるじゃん…」
「言われてみれば」
「(ほんっっと、ポケモン以外のことはアレなんだよなあ…)」

「喜んでつけてるんだしいいんじゃない?」
「そうだな…」
「つけてるのはヌメただけど」
「そうだったな…」




2021.12.10