「ソニアから電話ロトー!」
「サンキュー、ロトム。どうしたソニア」
「ショック受ける前に、一応伝えておこうかなって」
「何の話だ」
「ダンデくんがプレゼントしたリボン、きあいのハチマキだと思われてるよ」
「ハチマキ!?」
「だからヌメたがつけてる」
「ヌメたが!?」
「なぜそうなるんだ!」
「私も思ったけど…でもダンデくんもさ、ちゃんとアクセになってるリボンあげなきゃダメだよ」
「どういう意味だ?リボンはリボンじゃないのか?」
「あーそこから説明必要だったかー」
「あのね、ダンデくんがあげたのはガチのリボンでしょ?」
「そうだ。一番良いリボンをくれと言ったらあれを包んでくれた」
「確かに良いリボンだけど…あれ贈答用だから」
「贈答用?間違ってないだろう、彼女へのプレゼントだからな」
「違う違う。包装する時に使う、紐のリボンってこと。お店の人もそんなこと言ってなかった?」
「そんなこと…」
『いらっしゃいませ、ダンデさま』
『やあ。この店で一番良いリボンが欲しいんだが』
『リボンでございますか。用途はプレゼントで?』
『そうだ。二本、紫と赤のものが欲しい』
『かしこまりました。ご自身で結ばれますか?』
『いや、別の者が使う予定だ』
『さようでございますか。結び方のマニュアル等は不要でしょうか』
『(マニュアル?)そうだな…恐らく自分でわかっているだろう』
『承知しました。それでは用意して参ります』
『お色はこちらでよろしいですか?』
『ああ。とてもいい色だな。きっと似合うだろう』
『似合う…もしや既にボックスや袋など包装がお決まりで?』
『いや、俺にはよくわからないから、そちらで包んでくれ』
『?…かしこまりました。リボンは私共でお包みいたします』
「…もしかして、あれはそういうことだったのか!?」
「やっぱり何か言ってたんでしょ。結び方は?とか包装は?とか」
「ああ」
「ああー…」
「まさかガチのリボンを送るとは思ってもみなかったよ」
「まさかリボンに種類があるとは思ってもみなかった」
「がんばリボンとか胸元につけるタイプもあるじゃん…」
「言われてみれば」
「(ほんっっと、ポケモン以外のことはアレなんだよなあ…)」
「喜んでつけてるんだしいいんじゃない?」
「そうだな…」
「つけてるのはヌメただけど」
「そうだったな…」
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