「ここ花畑じゃん」
「えーっと…疲れたからここで休憩しようよ!」
「(マジで嘘つくの下手な…)」
おしゃべりしながら、オオカミさんは森の奥にあるお花畑へキバナさんを連れて来ました。
大して歩いていないのですが、キバナさんは言う通りにしてあげます。
なんせ一生懸命ハンターの自分から仲間を庇おうとしているわけですから。
「(ん〜…ナナシは拾って帰るとして…どうするかな…)」
ですがキバナさんもお仕事。可哀想だからと見逃してあげるわけにはいきません。
本来のターゲットがいる場所までどう案内させようかと悩んでいると。
「あ…!すごい!」
「ん?なに?」
「キバナくん見て!お花!」
「?」
指差す方向に目を向けると、そこには確かに色とりどりのお花たち。
でもここはお花畑。咲いているのは当たり前じゃないかとキバナさんは不思議そう。
「復活してたんだぁ。よかった」
「復活?」
「うん!前に人間が荒らしちゃったんだよ!それでずっとお花咲いてなかったの」
「…そっか」
確かに、このところ無闇に森へ入っては好き放題する輩がいるとの噂はありました。
咲いたお花を嬉しそうに眺めるオオカミさんに感じる申し訳無さ。
「先輩たちと一緒に落とし穴作ってよかったぁ」
「……」
「これからも頑張るね!」
「ナナシ、今何て言ったの」
「え?これからも頑張って人間…あ」
お花さんたちに誓いを立てていたオオカミさんは、失言に気付いて青ざめました。
しかし時既に遅し。キバナさんはニッコリと笑って聞き返します。
「頑張って人間を?」
「う、うう……」
「落とし穴作って?」
「ううう…!」
ジリジリと距離を詰めるキバナさんに焦るオオカミさん。
上手な言い訳を先輩たちに教えてもらうべきでしたね。
「そっか〜ナナシが悪いオオカミだったのか〜」
「そ、うだよ!私も悪いオオカミだよ!」
「(“も”って言っちゃうなよ…)じゃあ退治しなきゃな〜」
「!!!」
退治、という言葉にオオカミさんは固まりました。
いったいどんな恐ろしいことをされてしまうのでしょう。
でも逃げるわけにはいきません。先輩たちのことがバレてしまいますから。
「た…退治って…な、に…するの……?」
「(あ〜〜〜〜その顔ダメだわ)何だろうな〜」
おみみもしっぽもプルプルさせる涙目のオオカミさんは獲物感ダイマックス。
キバナさんのキバナさんが煽られイライラしてしまいます。
「ナナシがオレさまの言うこと聞くなら、退治するの止めてもいいぜ」
「本当に!?うん、キバナくんの言うこと何でも聞く!」
「何でも?」
「何でも!」
「じゃあ…」
「ナナシったら遅いわね」
「心配だニャあ」
「オレちょっと見てくる!」
なかなか戻ってこないオオカミさんを心配する先輩オオカミさんたちとネコさん。
居ても立ってもいられず、先輩オオカミ・コジロウさんは探しに行くことにしました。
「(ナナシ…なんでこんな所来て…?)」
ニオイを辿って着いたのはお花畑。
目的地の落とし穴とは正反対の方向です。
ハプニングでもあったのかと慌てていると、
「はぁ、ふっ♡ んっ…くうっん、んっっ〜んむ〜♡」
「っ、ナナシ!♡ もう出るっ出るぞっ!♡ 精子出すっっ!♡ 〜っ、ぐぅっっ♡♡」
「んっぶ、ううう!?♡ っっぅぉ、んお…♡♡ んっんくっ、んんぅ…♡♡♡」
「…………」
そこには、大きなおっぱいと小さなお口でご奉仕させられている後輩オオカミさんが。
メロメロボイスに新しい性癖が開花するのを感じながら、コジロウさんはそっとお花畑を後にしました。
「どうしたのよコジロウ」
「ナナシはいたのかニャ?」
「えっ、あ、ああ!ターゲットに接触してるとこだったぜ!」
「なぁんだ、そうだったのね」
「ニャーたちももう少し待つニャ」
「そ、そうだな!」
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