「ロサリア」
「ガイア。誕生日は充実したものになったようね」
「お陰様でな。ただ、あいつに“ああいうコト”は吹き込んでやるなよ。まだ早い」
「私は相談に乗っただけよ。何か勘違いしていないかしら」
『騎士団のみんなと、違うプレゼントにしたいよ』
『別に同じでもいいじゃない』
『や!ガイア先輩が喜ぶお酒、教えて』
『君はまだ買えないでしょう』
『ディルックさまにお願いするもん』
『そうね…でも彼がもらって喜ぶのは、お酒よりナナシだと思うわ』
『ナナシ?お酒よりナナシの方がいいの?』
『間違いないでしょうね』
『じゃあ、ナナシをプレゼントにすればいい?』
『…そういう発想は君らしいと思うけど』
『ナナシ、ナナシをプレゼントにできる?』
『…世の中にはそういったプレイもあるみたいね』
『ぷれい??』
『自分をプレゼントにする人はそれなりにいる、ってことよ』
『わかった!ナナシ、ガイア先輩のプレゼントにする!』
『そう。解決した?』
『うん!プレゼントだもん、あとは自分でも考えるもん』
『追加でアドバイス。ガイアにだけは前もってプレゼントを教えておいた方がいいわ』
『どうして?』
『すぐ帰宅させるためよ』
『わかった!ロサリア、ありがとう』
「……」
「つまり、“そういうコト”は一切話していないわ」
「(じゃあ…ナナシは自分で全部…?)」
「健気なマイフェアレディを持って幸せね」
「…ああ。疑って悪かった。今度一杯奢るぜ」
「ナナシ、明日はピクニックに行こう」
「ピクニック?」
「この間通った崖に、セシリアの花が綺麗に咲いていたから、お前と見に行こうと思っていたんだ」
「見に行く!」
「山風が強かったらマントを貸してやるよ。暖かいぜ!」
「ナナシ、ぎゅーがいい」
「♡♡♡ ぎゅーも好きなだけしてやるさ♡♡♡」
後日の後日