「また寒そうな格好をしているね」
一人じゃ眠れないナナシちゃんの寝床に入る。
肌がうっすらと透ける寝間着はモンドじゃ普通のようだが、男を誘う衣類にしか見えない。
「だって楽だもん」
恥ずかしがることもなく布団へ潜り込もうとするナナシちゃん。
きっと”ガイア先輩”には、もっともっと、甘えるんだろうな。
「長旅お疲れ様。お腹が空いているんじゃないか?」
「???ごはん、食べたよ」
不思議そうに俺を見上げる瞳にゾクゾクする。
本当に、この子は。鈍いというか疎いというか。
「オレが言っているのはこっちだよ」
薄いレースの向こう側。
浮かび上がったソレを布の上から撫でると、細い腰がピクリと跳ねた。
「見せて」
「ぅ…♡」
起きて膝立ちのまま、大人しく裾を捲り始める。
きっと今まで自覚していなかったのだろう、ふうふうと呼吸が荒くなって行く。
「ほら。こんなにはっきり出ている」
臍より下、女の子の大事な器官を秘めたソコに現れている紋様。
これは何を意味するか俺は知っている。発情しているんだ。
「あ、っ♡」
指先でなぞるだけでも艶めかしい声を出す。
初めて知った時は驚いたけれど、しばらく共に過ごして理解した。
彼女は他人の精を己の糧とするのだと。
「ぅぅ♡」
元素スキルを連発した後、元素爆発を起こした後。
体力の低下以上に辛いものらしく、決まって『お腹が変』だと雄を誘う。
『お、なか…くる、しぃ♡ とーま、た、たす、けて…っ♡』
本人はひたすら混乱しているだけなのだが、その姿が却って被虐心を刺激した。
ナナシちゃんは自分がどういう生き物なのかを理解していない。
噂に聞くガイア先輩とやらもわざと教えていないのだろう。まあ、オレだってそうするだろうな。
「助けてほしい?ナナシちゃん」
だって、とんでもなく可哀想でとんでもなく可愛らしいから。
オレのことなんてガイア先輩の代わりとしか思っていないのにね?
でもここにはオレしかいない。オレしか助けてあげられない。
「っ、う、ん…♡」
普通なら、他の男に身体を許すなんてこと有り得ないだろう。
でも仕方ないよね。
ナナシちゃんはそれ以外、楽になる方法を知らないんだから。
「いいよ」
海の向こう、璃月にはかつて人間の精気を吸い取る仙獣がいたと聞く。
君はその類なんだろ?そうじゃなきゃ、
「君が稲妻にいる間はオレが”ガイア先輩”だからね♡」
オレの中にある理性をこんなにもドロドロに融かしてしまうはず、ないんだから。
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