「ん♡ はっ、ぁ♡」
まったく恐ろしい少女である。
鷲掴みするほど無い胸を柔く刺激しているだけなのに、甘い吐息と悩ましげな声を漏らし始めた。
随分かわいがられているようだな、と何かがグラグラと沸き立つ感覚。
「もう気持ちよくなっているのか?早いな」
「〜〜っ♡ き、もちよく、ないもんっ♡ くすぐったいだけっ♡」
「そうか。じゃあもっとしっかり刺激しよう」
「ぁっ♡ やぁ〜♡ そこっ、なんでさわるのっ♡」
すっかり立ち上がっている先端をキュッと掴むと一際高い声音で鳴き始める。
両方とも抓んだり引っ掻いたり、弄くりながら全体へのマッサージも忘れない。
「教官以外の男で気持ちよくなっていいのか?」
「っ♡ っぅ〜〜〜♡♡」
ちょっとした仕返しも含め、意地の悪い事を耳に吹き込んでやる。
教官以外の男というフレーズは効いたようで、ナナシは慌てて口を抑え始めた。
「どうした?声、我慢しなくてもいいぞ」
「ぅ、んんん〜っ♡(わたし、わたし別に♡ ライズさんの手で気持ちよくなってないもんっ♡)」
「ああ、もっと力を入れないとな」
「きゃあっっ♡ ゃぁ、ぁ、ぁあぁっ…〜〜〜っ!♡♡」
「ん?胸だけで達したのか?」
「ふ、ぅう〜っ…♡♡(い、いってない、んだからあ…♡♡)」
腰を跳ねさせ盛大にイッたというのに、首を振って否定する妹弟子。
先程の発言で意固地になっているようであるが、蕩けた瞳に説得力はない。
「気の所為だったか。続けるぞ」
「っ!?♡♡ ぁ、ゃぁ〜〜♡♡」
まだビクビクと震えている身体への愛撫を再び開始するライズ。
内心、これは胸を大きくするためだからと無駄な言い訳をしながら、ナナシは何度も絶頂を迎えた。
「大きくなっていません!」
「(すぐになるわけないだろう)」
ぷんぷんと文句を付けるナナシはかわいいものの呆れてしまう。
そんな一中一夜で胸が変化すれば、世の女性たちは悩むことなどないはずだ。
「まっさーじが足りないのもかもしれません。ライズさんまたしてください」
「!?」
「大きくなるまでもんでくださいっ」
「(お前というやつは人の気も知らないで…!)」
またとんでもないことを言い出した後輩に目を剥くライズ。
あの後、手やら素股やらで性を吐き出させてもらったものの、罪悪感は拭えなかった。
全てウツシ了解の元ではあるが、それがまたある種の変態プレイに付き合わされているようで―――
『ぁん、ああ♡ ライズさんっの、おち×ちん♡ ほしいよぉ♡』
『〜こ、の!♡ お前というやつは♡ 駄目だっ♡ こっちで我慢しろ♡♡』
『あぁあああ〜〜♡♡』
強請るナナシに挿れるのをこっちは必死で我慢したというのに。
まったくもって恐ろしい少女である。
「ライズさん」
「…自分の身体だから気付いてないだろうが、大きくなっているぞ」
「本当ですか?」
「ああ。揉んだ俺だから分かることだ。間違いなく成長している」
「すごい、まっさーじはやはり効果的です」
一転して浮かれたナナシは礼を言うと足早に立ち去った。
ヤレヤレと独りごちるライズと目が合ったのは、やはり満足気な笑顔の恩師である。
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