ハイキューごちゃ - 春風
粗筋色々

「なぁ影山、こんな噂知ってるか?」
「あ?ンだよ」

「最近、坂ノ下の右行ったとこの森の中に続く道あるだろ?そこに──幽霊が出るらしーぞ!!」
「「幽霊ィ?!」」
「あ、俺もそれ聞いたことある!」

「真っ白な女の子が、森の中に消えてくってやつだろ?」

「バッ、日向ボゲェ!!ンなもん、誰かの見間違えに決まってんだろボゲェ!!」
「…え?まさかだけど王様、幽霊なんかが怖いの?ウケる〜」
「ハァッ?!ち、ちっげーよ!!」

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「うわぁああ!!」

「…ごめんなさい」

小さな、今にも消えて無くなってしまいそうな声だった。


「もう、邪魔はしない。…ごめんなさい」
「あっ!ちょ、ちょっと待って!!」


「多分あれは、##NAME2##のじーさんのとこの孫だな。最近、東京から一人でこっちに引っ越して来たんだとよ」

「あー。じーさんから聞いた話じゃ、相当酷い親だったらしいぞ」
「ムグッ…ヒドイって?」
「──虐待だ」

「ギャクタイ、って…父さんと母さんが子どもにヒドいことするってやつか…?」
「…まぁ、君にその認識があっただけマシなのかもね」



「最近じゃ、ちったぁマシな顔色になってきやがったがな。最初は中々食べようとしなくて、ばーさんも随分と手間取ったんだとよ」


「うおっ?!おま、日向ボゲェ!!なにいきなり一人でピーピー泣いてんだボゲェ!!」
「ッ、だって!!可哀想だろ?!!」

「あんな可愛い子が、あんな無表情でロボットみたいな顔してんのなんて、勿体ねーじゃん!!」


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「そんなんじゃ、友達も離れていくんじゃないの」
「……」

「同級生からは、大抵避けられるか虐められて来たから。……友達なんて、生まれてから一度もできたことない」

▽最後の方に「養護学校に通うかどうか聞かれて、。こんな子産まなきゃ良かったって、いつも言われた」



「…どうせ、私は誰からも必要とされてない人間だから」

「それはアンタが決めることじゃないデショ。必要かどうかなんて、相手が決めること」


「##NAME1##、そーだよ!##NAME1##が、友達の俺が決めることだ!」


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「おー、##NAME1##か」
「…鳥養さん」

「お使いです。みりんがなくなったので」
「お、珍しく手伝いしてんのか?偉ぇじゃねーか」
「私は鍋の火加減を調節するだけですが、それは手伝いと呼べますか」
「…それ以外はなにしてんだ?」
「取り皿や箸を食卓に並べてます」
「並べてるだけかよ!他になんかねーのか?!」
「包丁は使ったことありませんし、鍋は重たくて持ち上がりません」
「どんな腕してやがんだ!!ちょ、見せてみろ」


「うわっ!白くてふにふにしてるべ!」
「ハハハ、まるで大福みたいだなぁ」
「オイ、そのユルい発言止めろヒゲちょこ」
「大地ぃ、その呼び方やめてくれよ…」

「…バレーボールですか、見たことがあります」
「「!!」」

「──あ、もちろん動画で」
「「だよね」」


「毎日パソコンを触っていたら、色々な知識だけは身に付きました」

「そうだ!!」
「!!」
「ど、どうしたスガ、いきなり大声なんか出して」

「──今度さ…… 俺らの練習、見においでよ!!」

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「じーさん。…##NAME1##のことなんだがよ」
「…全く外に出たがらなくってなぁ。最近になって、ようやくお使いに出ることに頷くようになってね」

「ああ…。──筋肉が、なさすぎる」
「あれでも大分血色が良くなった方なんだよ」

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車で。

「…すごかった、です。本当に」

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「この前は、紅が25-23で勝っていましたよね」

「…お前、戦歴全部覚えてんのか?」
「…まあ、はい」


「頭以外は、使い物にならないんで…」

「」

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「お手伝いさんとして来りゃいーじゃねぇか!」
「…私、基本夜型人間ですし、日常そんなに動けないんですけど。それに重たいものは持てませんし、まず何よりも人見知りですし。自分で言い切るのもなんですが、私が役に立つとは到底思えません」
「##NAME1##ちゃん、そのネガティブな発言と思考は今すぐやめよう!!まるでヒゲちょこだよ!!」
「スガそれ暴言!!」
「それは嫌です」
「##NAME1##ちゃんまで?!」

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「踏み込みがさっきより半歩前だった。と、視線に迷いがあったと思う」
「ウゲッ、見られてた…」


「走高跳びの選手のそれに、似ているね」
「…ッ!!ソレだ!!」

「…は?」

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「あの白い子、誰だ?」
「うーん。なんて言えばいいんだろうなぁ…」

「俺らの、戦術的マネージャー、ってとこかな?」

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春風