君の鼓動と僕の鼓動 - 春風



「東雲、お前が腹痛だなんて珍しいな。大丈夫か?」
「…はい、今は問題ありません。SHRは申し訳ありませんでした」
「いいや、構わないさ。気を付けろよ?これから」


鋭利な針となって私に突き刺さる女子の視線に、思わず強く拳を握り締める。


嗚呼、このままだと心臓が蜂の巣になりそう。これも全部、あの沖田のせいだ。

何故だかジクジクと刺すように痛む胸の内(の感情)には、蓋をして。私は握る拳に更に力を込めたのだった。


第十三章 それぞれの痛む心

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春風