04.ゆうかい!
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「で、どうするんですかイタチさん」

私はいつの間にかイタチさん(一応さん付け)の横に立っていた人を見るなり絶叫を上げた。

『ウワアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!』

「…うるさいですねこの人。削りましょうか?」

「やめておけ」

皆さんご存知のイタチさんのコンビ相方の人外鬼鮫サマですふっははははふはは(故障)
 ちょっとまってホントに鮫じゃんうっわちょっとまってちょっとまってはんぎょじんんんんんんんry

 ……っと、やっと落ち着いてきた……ハハハ…
 このままうるさくしてたら間違いなく削られる……

「……」

イタチさんは こちらを じーっと みつめている !▼
 恥ずかしいぜゲハハァ!!?!?
 超絶美形にガン見されてるとか居心地(良いけど)悪い。
 って思っていたらいきなり視界が変わった。
 謎の浮遊感。膝と背中に感じる支え。
頭を上げると、下から見えるイタチさんの顔が。


お 姫 様 抱 っ こ ! ?


『えっえっちょっと待ってェ心の準備がァァァーー!///』

「うるさい静かにしろ」

『サーセン』

心の声を叫ぶと同時に返ってくる冷たい返事。
 生まれて初めてお姫様抱っこされたと思ったらこのザマだよ。
 ハハッ。悲しいかな。

「……コイツはアジトに連れて帰る」

「『は?』」

鬼鮫さん(一応さん付け)と私の声がハモる。
 が、イタチさんは続けた。

「コイツの体に流れてるチャクラは今までで見たことのない色をしている。流れも不自然だ」

なら貴方の見えている私のそれは血液じゃないのハハッ。
 なんて声には出さないが。

「つまり…」

「あぁ」

イタチさんと鬼鮫さんが以心伝心しているようだ。
 やめろ。私を置いてくなってばよ。泣くぞ。

『つまりどういうことだってばよ』

「……お前は、異世界から来たのだろう」

この本人でさえ分からなかったことを言い当てたイタチさんの推理力は、改めて凄いと思う。
 滅べ天才…やっぱやめて。イタチさんもサスケさんもオビトさんもマダラさんもシスイさんも滅んじゃうからやめて。

「ということでだ。リーダーに報告する。"面白いモノが見つかった"、とな……」

ほんの少しだけニヤリと目を細めるイタチさん。
 『えっ』とさえ言わせてもらえずに、そのまま不安定イタチ(兄さん)ジェットコースターが始まった。
(意訳:誘拐された助けて)


 やっぱ助けないで暁の皆に会いたいから。
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