05.しんいり!
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イタチさんに誘拐された私はあの恐怖のジェットコースターによりいつの間にか気絶していたようで、目を覚ました時には既にアジトに着いていた。

そして、目の前には飛段の顔面アップ。そしたら当然、目はバチッと合っちゃうワケで。

「おっ、起きたみたいだぜェ!」

何げにイケメンだ……否、イケメンだ。私はすぐに目を逸らした。
 これ以上見つめてたら死ぬ。萌え死ぬ……と思ったからだ。
 ちょっとの間を置き、飛段が離れてくれた。

『……』

……まぁ、この状況は非常に辛い。
やめて欲しい。そんな、暁というイケメン集団にそんな……

『あらやだ皆さんそんな目で見ないでくださいよ……テレちゃいますッ☆』



 その場に居た全員、即ち暁のメンバー全員が、名前の性格を悟った。

「「「(トビと同じかそれ以上のキャラだ)」」」



……何かナレーションと副音声が聞こえた気がするけど気にしないでおこう。うん。
 イタチさんと鬼鮫さんが呆れた目線を向けてる気もするけど、それもやっぱり無視しておこう。

『いやぁーやっぱりココはイケメンだらけだなぁ〜』

うむうむ、実に癒し。目に保養とはこの事だァ!
 さて、まずは自己紹介からかなぁ……とか考えていたら。

「…… 名前、ココに来た理由を忘れたのか?」

イタチさんの声を聞き、ハッとした。
 そうだ。私連れ去られて来たのだ。自分から出向いたワケではない(とか考えるけどどうせイタチに泣き付いてでも入るつもりだった)。

「……で、話の要件は何だよ?(ヒルコの調子が悪ぃからメンテで忙しいのによく呼び出してくれるぜクソリーダーめ)」

「リーダーとイタチ(のオイラの芸術を無視しやがる目を持つクソ野郎)に"面白いモノが見付かった"とか聞かされて来たけど……うん」

「コイツが目を覚ましたら話すと言っていたな。さぁ、話してもらおう……(どうせ金の掛かる話なんだろうがもしそうだったら今度こそ顔面のピアスを抜いてGを詰め込んでやる)」

副音声は聞こえません。
少なくとも私は聞こえてません。
ええ、サソリの毒舌をも上回るデイダラのイタチさんへの毒舌とか角都のペインへの仕打ちを考えてるとかそりゃあもう、聞こえてません。

あれ、私ホントに暁でやっていけるのか……?
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