歩多兄を進めたいのでパロのシーンだけ書き溜めます。
まずはGEBから。下に行くにつれネタバレのオンパレードなのでご注意ください。









流れ者のお兄ちゃんは安定した衣食住に飢えており、定住地が見つかるならそれでいっか、みたいなノリで適合試験の招集を受ける。あと魔法もあるし、何かあってもどうにかなるか的な心理。それなりに社交的なのでコミュニケーションには困らない。

「とにかく生き延びろ、それさえ守れば万事どうにでもなる」
「ん、了解っす」

リンドウさんには同族の臭いを感じるお兄ちゃん。サクヤさんも含まれるけど、今まで年下に頼られたりする事が多かった分、頼れる先輩というものには初めて接するので、けっこう新鮮な気持ち。
エリックは犠牲となったのだ…いや、いい奴なんだけど!

「とにかく死にたくなければ、俺に関わらない事だ」
「(こいつあれか厨二病か)」

初対面のソーマには失礼な感情を抱くも、それが強がりからくるものと気付くのは年の功と経験から。伊達にティーンエイジャー世代を繰り返していないお兄ちゃん。

「オレも何かあると母さんも妹も路頭に迷っちゃうから、気を付けないとな…」
「…コウタって意外と考えてるんだな」
「失礼だなオイ!」

お兄ちゃんはコウタ寄りの雰囲気なので、最初アリサからは煙たがられそう。でも気にしないお兄ちゃん。冷たい態度とられても「そうかツンデレか」で済ます。

「それならもう少しデートの回数を増やしてもよさそうだな」
「………」
「…?」

リンドウの“デート”が女の子のデートじゃない事くらいは悟るお兄ちゃん。そんな折、蒼穹の月では瓦礫により通路が塞がれた時、自分のアサルトじゃ通路が壊せない事に苛立ち。

「サクヤ!これは命令だ…全員必ず生きて帰れ!!」
「いやああああ!!」
「ちっ…!」

ここで魔法でもなんでも使えばよかったのだけど、今まで魔法を他人の前で使っていなかったので一瞬躊躇う。そうする内にマータに囲まれたし命令も出るしでそのまま退却。
姿くらまし現し連発できる自分だったら探しにいけるかもしれないけど、今は腕輪がGPS代わりになってるので単独行動はできない。自分が忌避の対象になる事と他人の命を天秤にかけてしまった事が後悔になって残る。

病室での感応現象でアリサの記憶が流れ込んできて、様子のおかしいオオグルマを追いかける。自分に目くらまし呪文を掛ける慎重さで、とりあえず「あいつ怪しい」と疑念は抱くようになる。
気になったお兄ちゃんはその足で研究室に突撃。

「サカキさん、感応現象って何すか」
「んん?」

自分が見たものは間違いなくアリサが経験した事であり、アリサと一緒に極東支部に来たオオグルマには何かある、とお兄ちゃんは疑念を確信に変える。

「ねえ…こんなに早く捜索が打ち切られるなんておかしいわ!襲われた敵も場所も明らかなのに、なんで…!」
「………」
「っ、ごめん…君にあたっても仕方ないね。少し頭を冷やしてくる。任務には間に合うようにするから…」
「…サクヤさん」

神機使いが任務中に行方不明になった場合の捜索は神機が見つかるまでが通例とされている事をリッカから聞かされ、リンドウは何か、事件に巻き込まれたのではないかと推測。
アリサには悪いと思いつつも、感応現象に開心術を上乗せしてアリサの記憶を探る。結果として、オオグルマがアリサに暗示をかけ、リンドウを暗殺しようとしていた事を突き止める。

「早く出て行けばよかったのに、私、怖くて動けなくて…!」
「…みんなそうだよ。君だけじゃない」
「えっ?」
「俺も、…逃げちまったから」

とりあえず次にオオグルマを見かけたときは全身全霊を持ってぶん殴ろうと思っていたのにオオグルマは失踪。行方は掴めず、おこだよ状態だったところへ第一部隊隊長への任命。意味が分からない。

「ん、どうしたの?嬉しくねーの?」
「…、いや…」

リンドウの件があまりにも早々に片付けられている。まるで隠蔽工作のようだ。
そう感じつつも任務を遂行し支部長の元へ。リンドウに与えられていた特務の引継ぎから、ウロヴォロスを倒したのはやっぱりリンドウだったんだなあと納得。
コウタとソーマの諍いで、ソーマもなんだかんだで抱えてんだなあと知る。ただの厨二じゃなかった。

「お前も、俺みたいな化け物に関わるな」
「ふーん…化け物ねえ」
「………」」
「化け物化け物ってなあ、お前は何を定義に自分を化け物だって言ってんだ?見た目か?血縁か?」
「…なんだと?」
「そういうの本当にくだらねえ。人の価値はそんなもんじゃ決まらねえ。そんなんで他者を差別するような奴はあれだ、馬鹿なんだよ」

かつて自分が属していた社会でも、血で差別が行われていた事を思い出したお兄ちゃんは軽くおこ。ソーマはツンデレなだけで根はいい奴なんだと真に理解する。
サカキ博士の回りくどい作戦のお陰でソーマの過去を知ってしまい、ちょっと罪悪感にかられる。

シオについては特に偏見なし。驚きはしたけど、見た目普通だしコミュニケーションもとれる。むしろかわいがる。
特務と通常任務をこなしていくうちにリンドウさんの腕輪のビーコン特定。ピターさん討伐後、リンドウさんの腕輪からアーク計画を知る。

「サクヤさん、一人でやったら駄目ですよ」
「えっ?」
「巻き込みたくないからって一人で背負いこんだら、結局みんな巻きこんじゃいますよ。…リンドウさんが、結果こうして俺やアリサ、サクヤさんを巻き込んでるみたいに」
「ケニー…」

サクヤとアリサのエイジス潜入後、アーク計画の真の目的を知る。家族のためにアーク計画に乗ると言い出すコウタに、最初は賛成の意を示すお兄ちゃん。

「俺は、…俺、どうしよう」
「ケニー?」
「俺個人としてはあんな大のために小を捨てる的な計画許せねえんだけど…それって、失うものが何も無いから言える事なんだよな。一応俺にも家族っているからさあ」
「………家族、いたのか」
「弟はまだ生きてる。どこにいるか、分かんないけど」

そういえばこいつの事何も知らねえ…ってなるコウタとソーマ。生きてる、って言い方から親は死んだのかなって考える二人。嫌悪はともかく二人共一応親は生きてるわけだから、かける言葉が見つからない。

エイジス計画を阻止するためエイジス島へと乗り込み、シオがノヴァから切り離されて落ちる時こっそりアレストモメンタム唱えてソーマにキャッチさせるファインプレーするお兄ちゃん。

「世界の危機かぁ。やっぱりそういうの、分かんねえなぁ。でも」

がっちり神機を握り締めてへらりとした表情を引っ込めて、みんなと同じようにキメ顏してアルタノーヴァに挑みます。

「俺さあ。“より大きな善のために”っての、昔から嫌いなんだよ」

あとはストーリー通り支部長ボコボコにします。シオを送り出してGE終了。







ここからGEB。相変わらずネタバレにはご注意くださいませ。



この間から神機の調子がおかしくなったのにはお兄ちゃん自身も気が付く。でもお兄ちゃん的には特に無茶な事をした覚えはないのでちょっと不審がる。でもまあ神機の調子は違和感程度なので、そのままメンテナンスの日まで神機を使用し続ける。
ハンニバル討伐後、コアを摘出したはずなのにハンニバル起き上がったのでびびる。
コウタを助けようと、距離縮めようとワープ目的で姿くらまし使用。そのままシールドを展開するはずが、シールドが展開しなくって直撃ドーン。目が覚めたらラボラトリの病室でおいおいっていう。

「ごめんな、オレのせいで…神機壊れちゃったんだろ?」
「え?」
「あ、そうなんですよ。あのアラガミの一撃で、コアの制御機構に不具合が出たらしくって」
「…へえ、」

神機が動かなくなったのはアラガミに一撃食らう前だったんだけど。
でも壊れたのは壊れたらしいし、ちょっと不思議に思ったお兄ちゃんは暇潰し目的で、リッカちゃんのところに向かう。

「どうしたの?君の神機なら、まだ使えないよ」
「いやーちょっと見学にね」
「そう?見るだけならいくらでもどうぞ」

自分のものでない、他者の神機に触るのがタブーだって事はよく分かってるので、お兄ちゃんもポケットに手を突っ込んだままあちこち見て回る。中にはリンドウさんのブラッドサージもあったりして、色々物思いにふけりながら歩く。
リッカちゃんが「お茶をいれてくるね」と言って席を外した隙に、お兄ちゃんはリンドウさんの武器に近寄る。
自分の予想が正しければ、もしかしたらなーなんて思いながら。

「(ウィンガーディアム・レヴィオーサ)」

無言で浮遊呪文を唱えると、たくさんのコードに繋がれていたはずの神機がふわりと浮かび上がる。それと同時に、リンドウさんの神機が繋がっていたエンジンギアが機能停止。半笑いになりながら、お兄ちゃんは一つの正解を見出す。つまり、魔法を使うと神機を含め精密機械がダメになっちゃうっていう確信。
以前のマグルの世界ではこんな事なかったので内心かなり驚く。だって単純な魔法だけじゃ、機械は壊れたりしなかったから。
ちなみにこの後リッカちゃんにめちゃめちゃ怒られる。(何をしたのさ!?)(なんにもしてないよ!!)

アラガミの極東支部襲撃では、ストーリー通りリンドウさんの神機使ってヴァジュラテイルを撃破。レンには何の違和感も抱かずに普通に接する。ちなみに初恋ジュースはゲロまずに一票。

レンと接触した時に起こった感応現象は、最初リンドウの神機に触れてしまった事か、リンドウさんの神機の前で現象が起きたせいだと思い込む。
出てきたのってあれシオだよなあとか、シオの妙な発言ってリンドウさんが原因なのかよって苦笑したりとか、シオがリンドウさんを助けてくれたんだなとか、色々感慨に耽ったり。
でもよくよく考えたら感応現象って、お互いの記憶を共有するものであって、どうしてレンじゃなくてリンドウさんが見えたんだろう…?って不思議に思う。
でもまあ、新型って解明されていない事多いしな、とひとまず納得する。

とか考えてたけどレンの発言があまりにおかしいので、ちょっと問い詰めようとする。問い詰めようとしたら逆にアラガミ化が進行した神機使いの処理方法聞かされて悩む。

「(実際リンドウさんがアラガミ化してたら、──殺すべきなんだろうな)」

本当に助ける手段が無いのなら、そうする事がリンドウさんにとっても自分たちにとっても最善の選択なのかもしれないって思う。
そしてレンの言う通りアラガミ化してたもんだから頭かかえる。

「リンドウさんを倒す覚悟はできましたか?」
「…覚悟ね。覚悟がなけりゃ、行っちゃダメなのか?」
「僕は、彼のために無駄死にするような人を作りたくありません」

魔法を使ったら神機は壊れるだろうし、かといって魔法無しでどうにかなる相手ではない。
覚悟なんて決まっていないしリンドウさんを殺す事に納得なんてできないけど、ここでうだうだしているよりはマシだろうと思ってレンと共にエイジス島へ向かう。
なんとか勝つけれど、やっぱり復活するハンニバル。
みんなが駆け付けた時に時が止まったようになって、ちょっとだけ頭目する。そしてこの時にやっぱりレンは人じゃなかったんだなあとぼんやり確信。

「さあ。この剣を…リンドウに突き立ててください」
「………」
「まだ、迷っているんですか?あなたは、もう決断したんじゃないですか?」

現実と時が止まった空間がぼんやりリンクしているようで、レンが差し出すブラッドアーツを見つめるだけのお兄ちゃん。レンの言葉を聞き流しながら、そういえば昔、ずいぶん前に自分を殺す決断をしたなあ、なんて。

「決断が遅れれば余計な犠牲が生まれるだけだ!リンドウに仲間を殺させたいんですか!?」
「…そいつはごめんだな」
「だったら…さあ!この血なまぐさい連鎖から、彼を解放してやってください!」

俺を置いて逃げろみたいな事をほざいてる自虐リンドウがどうにも自分と重なって、自己犠牲ふざけんなと憤る。そういうのはもうごめんだって、ずいぶん前から知ってるから。

「逃げるなあっ!!」
「!」
「生きることから、逃げるな!これはっ…命令だ!!」

ガラにも無い事を叫びながらハンニバルに突っ込んでいき、リンドウとの感応現象の中へ。
どうも現実じゃないと魔法が機械に影響を及ぼさない事に気が付いて、スサノオとウロヴォロスを一瞬で撃破。レダクトで結合崩壊できるのねって笑顔になるお兄ちゃんこわい。チート。

教会にやってきて、リンドウの神機に変わったレンを驚く事無く、やっぱりなあと思いながら見つめる。色々と、思い当たる節はあったから。


「リンドウさんのは覚悟じゃなくて諦めです」
「あん?」
「覚悟ってのは自虐的にするもんじゃないすよ」

死ぬ覚悟は誰かを残してするもんじゃないってお兄ちゃんは骨身にしみて知っている。けど、へらりと笑って誤魔化す。

「さてと。さっそく生き抜くためにかっこ悪くあがいてみるか!」
「…はは、そうっすね。生きるって、かっこ悪い事だと思いますよ」
「…おおう、言うじゃねーか」
「生きるって、死ぬよりずっとかっこ悪いんです。花が散るみたいに美しく死ねたら美談でしょ?でも、そうじゃない」

生きるっていうのは死ぬよりずっと苦しくて大変で、でも、生きる覚悟ってかっこいいなと思いながらハンニバルあっさり撃破。だって魔法が以下略。
ハンニバル浸食種を引き受けてくれたレンにちょっと涙腺がゆるくなる。レンに別れを告げて現実に戻る。

エイジス島に戻ってからは、アリサとコウタにめっちゃしばかれる。アナグラに平和が戻って、雨宮夫婦の結婚式にもばっちり参加する。
この辺りで、サカキ博士辺りには自分が魔法を使えるって事とか出生とかを話しているのかもしれない。




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